Tasting Notes テイスティングノート

2021.1.24 アイラ

カリラ 2007 13年 52.3% リフィルバーボンバレル / ヒドゥンスピリッツ

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カリラ 2007 13年 52.3% リフィルバーボンバレル / ヒドゥンスピリッツ

※写真は、ラダー社の商品案内より。

容量:700ml
ボトラーズ: ヒドゥンスピリッツ
生産地域:アイラ
蒸留所名:カリラ
樽の種類:リフィルバーボンバレル
カスク№:CL9201
蒸留年:2007
熟成年数:13年
ボトリング年:2020
度数:52.3%
総本数:162本
発売時期:2020年12月 ※参考価格 税抜12,700円
飲んだ場所とタイミング:自宅(※小瓶の詰替サンプル) 2021年1月
コンディション:… ※小瓶の詰替サンプル

有名スピリッツバイヤーである北梶氏率いるラダー社が、輸入・販売・卸売を行っているイタリアンボトラーのヒドゥンスピリッツのカリラです。

ラダー社が輸入した日本市場向けのリリースで、昨今のアイラモルトの価格としては高くなく、総本数も少ないということもあり、あっという間に完売してしまったボトルです。

販売用に、ラダー社より、小瓶のサンプルボトルを頂きましたので、早速テイスティングをしてみました。

モルトヤマ 店主 下野孔明のテイスティングノート

香り:豊かなスモークが主体的な強い香り立ち、強い潮気、海藻、シロップ、歯茎の麻酔注射、木酢液、少しのメタリック、蜜蝋、灰、僅かにパイナップル。

味:ミディアムだが柔らかく、ふくよかなシロップの甘さ。木酢液や歯茎の麻酔注射を伴う強いスモーキーさ、強い潮気と魚介の旨味、海藻、味わいはリッチ、少しのパイナップル、蜜蝋、灰とすこしザラッとする後口。

近年、スタンダードクラスの熟成年数のボトラーズのカリラで、一部、スモーキーさがあるものの希薄な香味と思ってしまうものがありましたが、これは、いかにもアイラらしい仕上がりです。

カリラの中でも、割と強めのスモーク感があり、潮気と旨味がしっかり感じられ、そして、後口がこざっぱりしていて、全体としての纏まりが高いです。

近年のカリラとして、定評があるカリラというと、GMのコニサーズチョイスやかつてのエクスクルーシブラベルからのリリースの物が挙げられると思います。
GMに関しては、自前の品質の高い樽を用意して、そこに原酒を詰めて貰うスタイルを取っていて、それによりカリラのポテンシャルがしっかり引き出されていると言われていますし、私自身も、そのように感じています。

一方、こちらのボトルに関しては、リフィルバーボンバレルで、決して樽感が強いわけではないのですが、カリラらしいというか、アイラモルトらしい良さがしっかり出ており、甘さもあって、スペックから想像されるよりも、とても良い出来だと思います。

2007ヴィンテージのカリラに関しては、しばしば見かけますが、樽感に頼らなくても割と出来が良い物が多く、安定感も高いので、今後、より注目していきたいヴィンテージです。

近年ヴィンテージのカリラとして、特にオススメしたいです。


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