Tasting Notes テイスティングノート

2021.1.22 アイラ

ラフロイグ 2002 14年 57.1% リフィルバット / ハンターレインOMC THE ABSOLUTE CHOICE

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ラフロイグ 2002 14年 57.1% リフィルバット / ハンターレインOMC THE ABSOLUTE CHOICE

容量:700ml
ボトラーズ:ハンターレイン オールドモルトカスク(OMC) THE ABSOLUTE CHOICE(※ラダー社のPB)
生産地域:アイラ
蒸留所名:ラフロイグ
樽の種類:リフィルバット
カスク№:HL13081
蒸留年:2002
熟成年数:14年
ボトリング年:2017
度数:57.1%
総本数:556本
発売時期:2020年12月 ※参考価格 税抜31,800円
飲んだ場所とタイミング:ハリーズ高岡 2021年1月 ※開栓直後と今回
コンディション:開栓後1ヶ月

有名スピリッツバイヤーである北梶氏率いるラダー社のプライベートボトルで、THE ABSOLUTE CHOICEというシリーズでOMCのラフロイグが昨年末リリースされました。

市場でも人気の高い濃厚シェリーと思われる見た目のラフロイグで、オンラインイベントなども開催され、発売前から大変話題になっていたボトルです。

このような濃厚な色をしたシェリー樽の良質なフロイグを入手できるチャンスは滅多に無いので、ハンターレインとラフロイグのコネクションや、北梶氏とハンターレインとの信頼関係性があって、初めてリリースが可能となったボトルだと思います。

モルトヤマ 店主 下野孔明のテイスティングノート

香り:塩素、桜餅、アンコ、酸味を伴う濃い目のシェリー、シダ様のピート、炭化した樽材、ワカメ、ヨード、木酢液。

味:フルボディだが、元々の酒質の自体は線が割とスラッとしている印象。桜餅、やや強い甘味、酸味を伴う濃い目のシェリー、少しの収斂味、ワカメ、木酢液、強いスモークと酸味を伴うシェリー余韻。シェリー感はやや硬い。

濃い目のシェリ-樽の影響を非常に強く受けたラフロイグですが、スモーキーでヨーディなラフロイグらしさも健在です。

特徴的なのが、酸味のあるシェリー樽の影響なのか、『桜餅』のようなニュアンスがあるところです。
単に、単に『桜』の香りがするというわけではなくて、あんこっぽさや、塩っぽさなどのニュアンスも含めて、まず最初にぱっとイメージされたのが桜餅でした。

また、ボトリングから3年以上が経過しているボトルではありますが、その割にはシェリー感は硬めで、シェリー樽のニュアンスがほぐれてくるのにもう少し時間がかかるのかもしれません。

シェリー感に関しては重めなのですが、元々の酒質自体は、前述の通り、ラフロイグらしいピート由来のニュアンスは強いですが、もともと線がスラッとしていて軽快だと感じさせる点があり、モルトウイスキーらしいモルティな感じな強いほうが、個人的な好みではあります。

イメージとして、細身の外国人の長身の美人モデルさんが、モコモコの分厚いゴージャスな毛皮のコートを着ているような、ボリュームの不釣り合いのような点が少し感じられ、その点をトータルで美しいと捉えるかどうかで、評価が変わりそうなボトルです。

開栓後に、更にシェリー感がほぐれて、複雑さと一体感が増せば、より素晴らしいボトルに変化してくれるのではないかと期待しています。

このボトルに関しては、じっくり経過を観察して、またいつか、テイスティングノートを書きたいと思います。


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