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2017.6.1 ウイスキ-コラム&雑多な記事

スコットランド研修2017の雑感④:熟成に使う樽の重要性

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スコットランド研修2017の雑感④

整理しきれないスコットランド研修での感想を雑感として、書いていきます。

熟成に使う樽の重要性

ウイスキーの製造において、どの工程も重要ではあるのですが、その中でも、一般的に特に重要だと考えられているのは、御存知の通り、樽での熟成です。

このことは、今まで、よく分かっているつもりでしたが、実際に、直にウェアハウスで、数多くの樽からサンプルを取ってテイスティングすることで、樽の質や熟成の重要性を改めて感じました。

もちろん、スピリッツでの段階での原酒の良し悪しも重要なのでしょうが、シェリー樽にせよバーボン樽にせよフレッシュなもの(※ファーストフィル)で、しっかりとした樽を使っているいると、非常に若いヴィンテージでもしっかり仕上がり、味が乗っている物が散見されるのに対して、プレーンな樽を使用した若い原酒は、まだ熟成が足りないと感じるものが多く、味わいも、やはりプレーンな印象のものが多かったです。

熟成が長くなってくると、プレーンな樽のほうが、原酒そのものの個性が分かりやすかったり、繊細なフルーティな要素が出てきたりしたりと、もちろん良い面もあるわけですが、若いもののリリースが多い、最近のボトラーズ市場においては、やはり、樽の影響がしっかりと現れるファーストフィルの樽の方に、分があるように思います。

また、同じ蒸溜所の同じウェアハウスで、同じカスクタイプとヴィンテージで、連続して並べて貯蔵されているシスターカスクでも、ほとんど香味の差がないと言っても良いレベルのものもあれば、香味の大きな方向性は同じでも、ハッキリと優劣が付けられるくらい仕上がりに差が出ているものもあり、1樽1樽の微妙な違いが、味わいに大きな違うをもたらすということを身をもって体験できました。

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