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2017.9.9 ウイスキ-コラム&雑多な記事ブランデー

生ポールジロー体験ツアーでのフリーティスティング

読了目安時間:約3分25秒
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コニャック・ポールジローを9種類、テイスティングさせていただきました。

前回の記事で書いた、生ポールジローツアーでのフリーテイスティングのアイテムと感想をお伝えしたいと思います。

トラディションと今回お披露目のヴィオディナミとスペシャルボトルの1962以外は、全て、飲んだことがあるボトルでしたが、改めて、比較しながら、テイスティングしてみました。

すべてのボトルは、開けたてで、非常小ぶりのテイスティンググラスでしたので、その点ご容赦ください。

ポールジロー トラディション

こちらのトラディションは、最もとお手頃なポールジローで、熟成年数表記がないものとなっています。

若々しく、フレッシュな印象で、白ブドウのフルーティさのなかに、ブドウの皮のような青い植物感がほんのりあります。正直、複雑さはあまり強くないです。

ツアーでは、ウェルカムドリンクとして、このトラディションのトニックウォーター割りが提供されていましたが、爽快で、甘さが引き立ちで、美味しくいただけました。

 

ポールジロー 15年

こちらは、15年の熟成年数表記入りのもので、先程のトラディションとは明らかに熟成感が異なり、味の深みが出ています。

後口の複雑さや余韻の長さに関しては、上の長期熟成レンジのものには及びませんが、口に含んだ瞬間の味わいや香りが良いです。

 

ポールジロー 25年

こちらは25年で、長期熟成といっても良いレベルだと思います。
熟成感とブドウが持つフルーティさとのバランスが素晴らしく、とても安定感のある仕上がりです。

値段も考慮して、最初にどれか1本だけ買うなら、25年をオススメしたいです。

 

ポールジロー 35年

さすがの熟成感と濃厚さ。

舌に少しだけ渋みが残るのが少し気になりますが、25年とくらべてよりリッチで、複雑さと強い円熟味を感じます。

 

ポールジロー オリジナル

ポールジローをポールジロー氏が自社で初めてリリースしたときのボトルの復刻版です。

価格的にも味的にも、15年~25年の中間的な存在で、熟成感やフルーティさは、そこまで強くはありませんが、まとまりがあるタイプです。少し、こじんまりとした印象です。

 

ポールジロー ベネラブルエディション 2015  42%

2015年リリースのベネラブル(ヴェネラブル)エディションで、シングルカスクでリリースされた1本です。度数は、僅かに高めの42%です。

このボトルは、少し、硬さがあり、グラスのせいもありますが、開けたての段階では、香りの発散が強くはありませんでした。

複雑さと熟成感が強く感じられる1本なのですが、もう少し、時間をかけて開かせてから、大ぶりのグラスでゆっくりテイスティングしたほうが好ましいです。

このボトルは、主催のJISさんのテイスティングルームでも、詰替えのサンプルでも頂き、また、バーでも飲んでいるので、このボトルの良さはわかっていましたが、開けたてを飲んだのは初めてで、最初は香りが立ちづらく、かなり印象が違いました。

くどいようですが、開けたての場合は、ぜひ、時間をかけてテイスティングしてください。

 

ポールジロー キュベスペシャル2014

キュベスペシャルの2014リリースで、2013が大変素晴らしい出来で、それと比べると……とおっしゃる方もいらっしゃいますが、全然キャラクターが違いますし、こちらの2014も非常に素晴らしいと思います。

2013とキュベスペシャルと比べると、酸化熟成の強さというか古酒感はあまり強くありませんが、熟成感はもちろんありますし、1976年に蒸留された1本にもかかわらず、瑞々しいフルーティさな甘さが非常に魅力的です。

 

ポールジロー ビオディナミ 42%

ワインでは比較的お馴染みの自然農法のビオディナミですが、それを、コニャックで取り入れた1本です。

かなり、困難を伴う製法で、もう、ビオディナミでは作られておらず、少量作っていたビオディナミの最後の3樽の原酒を、日本向けにバッティングして、今年の10月ごろにリリースされる予定だそうです。

熟成感はそこまで強くなく、適度に若々しいタイプで、香り立ちは普通ですが、奥に特徴的なバラのような花の香や溶剤感を感じました。

明らかに、他のラインナップはとは違った香りがあり、面白いです。

 

スペシャルボトル ポールジロー 1962

このボトルは、ツアーに参加した方だけが飲めたボトルで、ラベルはありませんが、8年前に来日したときに持ってこられたボトルだそうで、蒸溜は1962年で、今回のラインナップでは、完全に頭一つ抜けたクオリティです。

小ぶりのグラスで短時間で飲むなんて、あまりにももったいないボトルでした。

これこそ、一日の終りに、大ぶりのブランデーグラスに注ぎ、手のひらで温めならが、柔らかで華やかな香りに包み込まれたくなるような1本です。

蒸留酒なのに、アルコールをあまり意識させず、ゴクゴク飲めそうなスムースさで、香り立ちも非常によく、古酒感があり、王道感のあるポールジローだと思います。


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モルトヤマでは、ポールジローをお取り扱いしております。

ご興味のある方は、下記のリンク(ネットショップ)をご覧ください。

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