テイスティング会～ザ・ウイスキーフープのボトルを楽しむ会～のガイドを務めました。

5月21日に、富山市のバー　タウザーさんにて、テイスティング会のガイドを務めさせていただきました。

今回のテーマは、『ザ・ウイスキーフープ』でした。

ザ・ウイスキーフープは、「日本の愛好家が、自分達が飲みたいウィスキーを安価に、そして安定的に入手し、共に享受すること」を目的に2014年に設立された愛好家組織で、そのボトルは、メンバーでないと入手することが出来ません。

会員の方の多くはバーテンダーさんだと伺っていますが、コアなウイスキーマニアの方も少なからずいらっしゃって、モルトヤマ　下野も、その中に混じって、ボトルを購入させていただいています。

ザ・ウイスキーフープ　ウェブサイト
www.whiskyhoop.com/

入会方法に関しては、正直詳しく存じあげないのですが、たまたま、飲み手の大先輩にお話してみたところ、その飲みての方と主幹事さんのご紹介で、会員にしていただけました。

さて、本会の参加者は、13名で、女性3名と男性10名。

うち、お二人は、石川県と岐阜県からのご参加頂きました。
遠路はるばるお越しいただきまして、本当にありがとうございます。

肝心のラインナップは
・インペリアル1995　19年　53％ シグナトリー
・バルメナック1988　26年　51.8％ シグナトリー
・バルブレア1996　19年　51.1％ G＆M
・トマーティン1995　20年　60％ OB
・アラン1997　18年　49.4％ OB
・グレンバーギ1997　18年　56.2％ G＆M

の6種類でした。

簡単に一言ずつコメントを申し上げると、

・インペリアル1995　19年　53％ シグナトリー　：　意外にクセっぽいスモーキーさが目立つ。甘さもあるが想像よりもややスパイシー。
・バルメナック(バルミニック)1988　26年　51.8％ シグナトリー　：　熟成感があるバランス型で、上品で、とろっとしたクリーミーな甘さが非常に心地よい。
・バルブレア1996　19年　51.1％ G＆M　：　ワラのような植物感に、ほんのり磯臭さや焦げたようなモルティさがある無骨な北ハイランドらしさを感じられる1本。
・トマーティン1995　20年　60％ OB　：　割りとボディと甘さがしっかりしているトマーティンで、フルーツキャンディのような、らしいケミカルなフルーティさ。樽感が強いが、それが飲みごたえをいる。
・アラン1997　18年　49.4％ OB　：　リフィルシェリーだが、想像以上にシェリー感は薄く、コクのあるミルクキャラメルでバランスが良い。シェリー感が弱かったことが、逆にバランスの良さにつながったような気がする。
・グレンバーギ1997　18年　56.2％ G＆M　：　比較的軽やかで、甘く、豊かなフルーティさ。綺麗なバーボン樽系統のフルーティさで白桃やバナナ。期待以上のフルーティさ。バランスの中で、樽感は僅かに強め。

という印象でした。

今回は、喋りながら、さらっとテイスティングをしただけなので、今度は、自宅で、また、じっくり、テイスティングをしてみたいと思います。

今回のテイスティング会のガイドをさせていただいて非常に興味深かったことは、お客様の好みがバラバラで、綺麗に分かれたことです。

最後に、参加者の皆さんに、挙手で、本日のナンバーワンの1本を教えていただいたところ、

13人中
インペリアル　2人
バルメナック　2人
バルブレア　1人
トマーティン　2人
アラン　3人
グレンバーギ　3人

と、バラバラでした。

テイスティング会の際は、割りと、6種類くらいあると、2種類くらいに好みが集中することが多かったのですが、今回は、どれもクオリティが高いお陰なのか、偏りがあまりない結果となりました。

ちなみに、個人的な好みとしては、一番は、トマーティン、次がアラン、その次がグレンバーギでした。

また、今度、タウザーさんからの依頼があれば、別のザ・ウイスキーフープのボトルでのテイスティング会を企画したいと思いますので、その際は、ぜひとも、よろしくお願い致します。

※掲載の写真は、参加者の方に撮影と掲載の許可を頂いています。

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