若鶴酒造・三郎丸蒸溜所が新しい一歩を踏み出しています。

新たな環境での仕込みを始めています。

富山県砺波市にある若鶴酒造・三郎丸蒸溜所では、現在、リニューアルした設備での、試験的な製造は始まっています。

90年ほど前に立てたられた、非常に古い木造の建物でしたが、リニューアルの途中ではありますが、かなりきれいになっています。

↓さて、こちらの機械は、新品のアラン・ラドック製のモルトミル(ローラーミル)です。

簡単に言うと、モルト(麦芽)を細かく砕くための機械です。

今までは、グリスト(粉砕麦芽)を購入されていたのですが、今年の仕込みから、モルト(麦芽)の状態で購入して、粉砕を自社で行われています。

モルトはクリスプ社製のヘヴィリーピテッド麦芽で、フェノール値は50ppmです。

↓これが、実際に粉砕を行っている模様です。

↓グリストは、通常、ハスク:グリッツ:フラワー(※粒度の大きい順)=2:7:1が標準的なのですが、マッシュタンの構造などを考慮して、3:6:1と、少し荒目に粉砕して、よりスムースにウォート(麦汁)を採れるように配慮されていますが、今後、もう少し、粒度を大きくされることを検討されているそうです。

写真は、グリストセパレーターで、左からハスク、グリッツ、フラワーを分離したものです。

↓こちらはウォッシュバック(糖化層)で、以前から使われていたものに、改良を加えて、余計な装置を外して、サーキュレーションのシステムを取り付けてあります。

↓これは、上部から内部を、蓋の隙間からのぞいているところです。

↓こちらは熱交換器で、今回新たに導入されました。

↓緑色の設備は、ホーローのウォッシュバック(発酵槽)です。

これは、以前から使用しているものです。

発酵は約4日で、今年から、エール酵母とディスティラリー酵母を併用されるそうです。

↓そして、こちらが、ポットスチル(単式蒸留器)です。

以前から使用していた、焼酎用のステンレス製のポットスチルを改造して、基本的な形状や仕組みはそのままで、ネックからコンデンサーまでを銅製に作り変えました。

ポットスチルは以前から1基で、今回も、この1基で、初溜、再溜を行います。

その為、今回、銅製の物にするに辺り、ネックの上のエルボーの部分に、シャワーを取り付けてあり、洗浄が行えるようになっています。また、圧力変化による事故防止のために、ネックに安全弁が取り付けてあります。

↓そして、他の蒸溜所のポットスチルと比較して珍しい点は、蒸気を冷却をするコンデンサーで、ちょっと専門的な話になってしまいますが、シェルアンドチューブコンデンサーとワームタブを併用しています。

簡単に言うと、1基のポットスチルに、2タイプのコンデンサーが取り付けられていることで、それは、わりと珍しいと思います。

もう少し詳しく説明すると、冷却の一段回目として、ラインアームの部分が、横向きのシェルアンドチューブコンデンサーになっており、ラインアーム(に相当する太いパイプ)の中に細いパイプが多数取り付けられており、その細いパイプの中を冷水が通り、ラインアームの中をアルコールを含む蒸気が通ることより、蒸気が冷却されます。

そして、通常のコンデンサーにあたる部分(※上の写真の右の銅製の筒)が、ワームタブで、太いパイプの中に冷水が張ってあり、その中を蛇管が通っています。その蛇管の中を蒸気や前段階で一部冷却されて液体状になったスピリッツが通り、液体としてニューポットが得られるわけです。

なので、このような2段構えの冷却方法は、焼酎ではしばしばあるそうなのですが、モルトウイスキーのポットスチルとしては、珍しいです。

ポットスチルの釜(本体)の部分に関しては、ステンレス製のままですが、試験的な蒸溜の結果によっては、銅製のウールを活用して、より銅の触媒作用を得られるようにされる予定です。

また、今回のポットスチルは、一時的なもので、いろんな条件が整えば、将来的には、サイズの大きな銅製のポットスチル2基を導入されたいと考えていらっしゃるそうです。

現在は、深夜に及ぶ製造作業で、試行錯誤の連続でご苦労が絶えないようですが、大変頑張っていらっしゃいますので、見守ることしか出来ませんが、これからも応援していきたいと思います。

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サンシャインウイスキー プレミアム 40% (ブレンデッドウイスキー)

サンシャインウイスキー プレミアム 40% (ブレンデッドウイスキー)

個性ある三郎丸蒸留所の原酒由来の香味も感じられる、比較的お手頃なウイスキーです。

サンシャインウイスキー プレミアム 40% (ブレンデッドウイスキー)

香り:モルティ、バニラ、乾いたピート、独特のミーティさ、漬物を漬けた古い木樽のウッディさ、うっすらカスタード、やや若いアルコールが鼻腔を刺激する、オレンジ。

味:若さを感じるアルコールの刺激、素直なモルティな甘さ、僅かにミーティ、ピートはあるが強くはない。

サンシャインウイスキー プレミアム 40% (ブレンデッドウイスキー)
先日、ウイスキーデイという富山県高岡市でのウイスキーイベントで発表された、若鶴酒造(三郎丸蒸留所)から、4月12日にリリースされる予定のブレンデッドウイスキーです。

もちろん、若鶴酒造三郎丸蒸留所のステンレス製スチルで製造された原酒も使われているのですが、海外から購入されたモルトやグレーンの原酒も使用されているようです。

若さはあるものの、2,000円台のレンジとしては、モルト原酒の味わいがしっかりと感じられますし、三郎丸蒸留所の原酒独特の硫黄系成分の独特のミーティさも感じられ、価格と個性と味のバランスが、限られた条件の中で、うまく整っているように感じました。

三郎丸蒸留所の原酒だけでは、ステンレス製スチルの原酒は、銅製のそれとことなり触媒作用がなく、どうしても、硫黄系の成分が強く癖も強いため、どうしても、それ単体で、正統派のウイスキーを作り上げることは、困難が伴うと思うのですが、このブレンデッドウイスキーに関しては、三郎丸蒸留所の個性を残しつつ、肯定的な意味での飲みやすさというものも、とても大事にされていると思います。

フライヤー サンシャインウイスキー プレミアム 40% (ブレンデッドウイスキー)

ところで、三郎丸蒸留所は、現在、7月のリニューアルオープンを目指して、蒸留所のの改修や新たな機器の導入を進められており、特に大きなポイントとなるのは、今までステンレス製だったポットスチルが、形やサイズを踏襲しつつ、銅製となることで、それにより、大きく酒質が改善することが期待されています。

世界的に見ても、ステンレス製スチルで蒸留されたウイスキーが、一般に流通しているということは、恐らく他に例がないと思いますので、そういう意味では、その原酒も使われているこのブレンデッドウイスキーというのは、少し貴重な存在だと思います。

今後も、三郎丸蒸留所から目が離せませんね!

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若鶴酒造とシングルモルト三郎丸1960 55年について

若鶴酒造とシングルモルト三郎丸1960 55年について

富山県砺波市にある若鶴酒造から、シングルモルト三郎丸1960 55年の発売が決まりました。

7月1日より受注を開始し、抽選販売になるそうです。

[基本情報]
■シングルモルト カスクストレングス
■容量:700ml
■ボトリング本数 155本
■蒸留年:1960年5月
■アルコール度数:47度 ※スペックは公式サイトより引用

http://www.wakatsuru.co.jp/saburomaru/index.html

若鶴酒造(三郎丸蒸留所) ポットスチルとコンデンサー 上が、現在使用されているステンレス製のポットスチルで、コンデンサーもステンレス製で、現役です。

三郎丸1960に関しては、こちらのステンレス製ポットスチルではなく、アロスパス式蒸留機で作られた原酒のとのことです。

下の写真は、諸事情により詳細を公表できないのですが、新しく購入された樽で、実験的に熟成に使用されているものです。若鶴酒造(三郎丸蒸留所) 秘密の樽

若鶴酒造といえば、日本酒の若鶴や苗加屋で知られているのですが、なんと、1950年代から現在に至るまで、年間のなかでは短い期間ながらも、シングルモルトウイスキーを作り続けてきました。

生産量や販売量は非常に少なく、ブレンデッドウイスキーとして出回る分があるものの、シングルモルトとしては、稀で、非常に希少な存在です。

今回のリリースは、若鶴酒造に現存する最古の1960ヴィンテージのもので価格は55万円と、とても私たちには手が出ない価格ですが、とても貴重なものだと思います。

詳しい歴史などについては、三郎丸公式サイトをご覧頂くほうがいいと思いますので、詳細は、割愛します。

また、今回を機に、蒸留所としての名前を、『三郎丸蒸留所』とすることしなりました。
これは、地名であり、元々は田んぼの名前だそうです。

Facebookでは、つい先日、若鶴酒造の『三郎丸蒸留所』に伺った際の写真を掲載していますので、ぜひ、ご覧ください。

肝心のシングルモルトウイスキー 三郎丸1960 55年は、まだ、飲むことができていないというか、価格が価格なので、飲むことはかなり厳しいと思いますが、偶然ですが、3年ほど前に、NHK富山のニュース富山人の取材で、ガイドとして同行し、この1960ヴィンテージの原酒を含む、4つの原酒を飲ませていただいていました。

当時のウェアハウス内で、4種を頂いたのですが、写真の一番右端の褐色の色の濃いものが、3年前の次点での1960ヴィンテージの原酒です。

4つの原酒の共通項として感じられたのは、下の上で、ほんの少しだけピリピリと残る刺激があるのと、独特な穀物臭。

ピリピリとした刺激は、アルコールによるものではなく、蒸留器がステンレス製で、触媒作用がなく、分解されなかった何らかの物質によるものかと推察しています。正直、他のモルトウイスキーには感じたことのない刺激でした。ただ、不思議と市販されていたシングルモルトの20年には、その刺激は、あまり感じなかったのですが…。

※以下の3枚の写真は、3年前の当時のものです。

若鶴酒造(三郎丸蒸留所)テイスティング 平成25年当時

ただ、1960ヴィンテージのものは、全く異質で、円やかかつ非常にライトで、穀物臭と古樽の香味がより強く、ほんのり自家製の沢庵や奈良漬のような漬物の香りもありました。

また、長期熟成の紹興酒やオロロソ・シェリーを思わせる酸化熟成感が印象的で、樽そのものの影響もさることながら、熟成期間の長さがもたらした熟成と言うべきものでした。

今まで、様々な長期熟成のシングルモルトウイスキーやブレンデッドウイスキーを飲んで来ていますが、明らかに今まで経験しているものとは、異なる印象で、大変貴重な経験となりました。

そこから、さらに原酒が3年ほど熟成が進んで、ボトリングされているので、どのような味になっているのか、大変楽しみにです。

値段的にも本数的にも飲むことは厳しいかと思いますが、チャンスが有れば、頑張って飲んでみたいと思います。

若鶴酒造(三郎丸蒸留所) ウェハウス 平成25年当時若鶴酒造 三郎丸蒸留所 3年前

それと、近い将来、若鶴酒造の三郎丸蒸留所から、また、大きな発表があると思われます。

蒸留所の未来が明るくなる、そんな、発表です。
今後も、富山のウイスキー、若鶴酒造の三郎丸蒸留所に注目して下さい。

なお、当店では、三郎丸1960 55年の販売の予定は一切ありませんので、ご容赦下さい。
また、本件に関するお問い合わせにもお答えできません。

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