ウイスキーが飲める高山のハンバーガー屋さん:CENTER 4HAMBURGERS

たくさんのウイスキーがある、めっちゃ美味しいハンバーガー屋さん。

↑写真は飛騨牛バーガー(数量限定)

日本全国、美味しいハンバーガー屋さんがあるとは思いますし、IPAなどの輸入ビールやクラフトビールに拘ったお店も見かけますが、ここまで、ウイスキーが揃っているハンバーガー屋さんは他には無いと思います。

ここは、岐阜県高山市の有名なハンバーガー屋さん、CENTER 4HAMBURGERS(センター4ハンバーガーズ)で、旅行のクチコミサイトである、トリップアドバイザーの外国人に人気の日本のレストラン 2014で、全国で第2位になったお店です。

ハンバーガー屋さんで第2位ではなくて、全国のあらゆる飲食店で第2位です(^_^;)

あのお寿司の超有名店である、久兵衛 銀座本店 が第4位で、その上にランキングされたわけですから、ただ事ではないですし、実際に、マスコミさんから非常に注目を集めて、いろんなTV番組でも、特集が組まれ、日本国内でも、大変有名になりました。

実は、こちらのお店のオーナーさん、ウイスキーの大ファンでいらっしゃって、たくさんのウイスキーを購入し、お店でショットで出しいらっしゃいます。

もちろん、ビールも充実しているのですが、ウイスキーが、スタンダードに混じって、え?こんなのあるの?って言ってしまいそうなものもあり、もちろん、ストックされて、お店に並べていらっしゃらないものも多数あるはずですが、レアなジャパニーズウイスキーもあります。

↓スコッチもありますし、下の写真のブルーチーズバーガーの横の奥に、ボケて写っている紺色っぽいボトルは、サリヴァンズコーヴです(笑)

オススメは飛騨牛バーガーとブルーチーズバーガー

ハンバーガーは、言うまでもなく、めちゃめちゃ美味しくて、個人的に一番オススメしたいのが、やはり名物の飛騨牛バーガー、そして、ブルーチーズバーガーです。

飛騨牛バーガーは、敢えて、脂身が少ない希少部位を使われているそうで、しっかりとした歯ごたえと、肉々しさい旨味がたまりません。

ブルーチーズバーガーは、ゴルゴンゾーラのピカンテを使われており、非常に強烈な塩気と甘味と香りなのですが、そこに、ハチミツをたっぷりかけて食べると、強い個性が一体化し、絶妙なハーモニーを奏でます。

欠かせないクラムチャウダー

そして、個人的な定番である、クラムチャウダー。

こころからホッとできる美味しいクラムチャウダーで、寒い季節は、高山の寒さで冷えた体に、温かいクラムチャウダーが染み渡り、よりいっそう美味しく感じられます。

来店の際は、事前に電話するのがオススメです!

外観は、看板を除いては、全くハンバーガー屋さんの雰囲気を感じさせない店構えで、知らない人はなかなか気づけ無いようなお店です。

しかしながら、非常に人気のお店で、土日祝日の昼間は非常に込み合います。また、その時間帯は予約ができませんので、早く行って並ぶしかありません。

もし、行ってみたいと思われた方は、事前にお電話をされ、行こうと思われている日に営業をされているかどうかや、混み具合や何時くらいにお店に行けば良さそうかを、事前に確認されることを強くオススメします。

なお、私は、富山から片道2時間、車を運転して、高山までこのハンバーガーを独りで食べに行き、食べ終わったら、すぐに、まっすぐ富山に帰るなんてことを、ちょくちょくやっています(ひとりもんの特権です(^_^;))が、それくらい美味しく素敵なお店です。

高山にお越しの際は、ぜひ!

CENTER 4HAMBURGERS(センター4ハンバーガーズ)

岐阜県高山市上一之町94
電話0577-36-4527

11:00 – 14:30 L.O.
18:00 – 21:30 L.O.
定休日:水曜日
http://tiger-center4.com/

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シェリー樽について改めて考えてみる:疑問編 その2

今回は『シェリー樽について改めて考えてみる』の疑問編 その2です。
下記の記事をお読みでない方は、お手数をおかけいたしますが、事前にご一読ください。
シェリー樽について改めて考えてみる:通説 整理編

https://singlemalt-whisky.net/archives/3732
シェリー樽について改めて考えてみる:疑問編 その1
https://singlemalt-whisky.net/archives/3953

疑問点2:シェリーの樽での輸送期間と、シーズニングの期間&シェリーと樽への影響

スペインからイギリスまで、輸送にどのくらいの日数が掛かったのか?

そもそものシェリー樽は、シェリーをスペインからイギリスまで運ぶための輸送用の樽であったということですが、船で運ぶ際に、どれくらいの期間がかかったのでしょうか?
現在のシェリー樽であるシーズニングする樽は、ウイスキーワールド2015 JUNE号には、2~3年程度の間(※他の資料などを見るともう少し短い場合もある)、樽の中にシェリー(?)を詰めてシーズニングするということらしいのですが、シェリーの輸送用の樽に関しても、2~3年もかけて輸送されたのでしょうか?それとも、イギリス国内に着き、輸送用の樽からシェリーが払い出されるまでに、一時的に貯蔵され、ボトリングまでに時間がかかったのでしょうか?
それとも、樽の中に詰めるのシェリーに関して、商品として売るためのシェリーなのか、シーズニング用のシェリー(?)なのか自体が違うことにより、樽への影響力も異なり、前者の場合は、比較的短い期間で樽にシェリーの味がつき、後者の場合は、味がつくのに時間が掛かるのでしょうか?
もし、長期間シェリーを輸送用のスパニッシュ・オークに入れていたのなら、商品としてシェリーに影響はあるのでしょうか?シェリーの商品価値に影響は出なかったのでしょうか?

整理:確かな裏付け・資料が欲しい点

①シェリーが輸送用のスパニッシュ・オークの樽で運ばれていた時代の、樽詰めから払い出されるまでの一般的な期間。
②商品としては売られているシェリーとシーズニング用のシェリー(?)は、どのように異なり、樽への影響は、どのように異なるのか。
③もし、シェリーを、長期間、輸送用のスパニッシュ・オークの樽に置いていたのだとすれば、、シェリーに影響はなかったのか?商品価値に影響はでなかったのか?
疑問は、まだまだ、たくさんありますので、次回は、疑問編 その3へ。

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シェリー樽について改めて考えてみる:疑問編 その1

前回の記事(シェリー樽について改めて考えてみる:その1)でシェリー樽について、ざっくり自分なりに整理してみましたが、今回はその続き(疑問編のその1)です。

下記の記事をお読みでない方は、お手数をおかけいたしますが、事前にご一読ください。

シェリー樽について改めて考えてみる:通説 整理編
https://singlemalt-whisky.net/archives/3732

改めて疑問に思うシェリー樽の謎

疑問編では、私が情報を整理していた中で、今後、真実に近づくために、疑問にも思うことやすっきりしないこと、もっと知りたいことを、一つずつ整理して行きたいと思います。

あくまでも、それに対して、答えがあるわけではありませんので、この記事を最後までお読みになっても、モヤモヤしたままになるかもしれません。

その点は、何卒、ご容赦ください。

今回は、疑問点1。

疑問点1:そもそものシェリー樽の主流は、オロロソ・シェリーが詰められていた、スパニッシュ・オークの樽だったのか?

シェリー樽のシェリーのタイプついて

まず、基本中の基本の確認から。

シェリーの樽の中でも、『オロロソ・タイプのシェリーが詰められていたスパニッシュ・オークの樽が、ウイスキーの熟成に好ましい。』と、半ば通説のように言われていますが、では、実際に、過去に使われてきた樽は、一般的にそうだったのでしょうか?

特に名品が多いと思われる、60年代から70年代中頃までのヴィンテージの、シェリー樽で熟成されたモルトウイスキーの熟成に使用されたシェリー樽も、そうだったのでしょうか?

イギリス人は、確かにシェリーの大消費国であるものの、一般的に好まれているのは、フィノ、アモンティリャード、オロロソ、PX(ペドロヒメネス)などをブレンドしたブレンドタイプの甘口のシェリー(ミディアム、クリームなど)で、ブレンドタイプのシェリーの輸送に使われた空樽であったり、イギリス国内でシェリー同士がブレンドされた場合もあったはずなので、そのときに、各タイプのシェリーの輸送に使われていた空樽が発生するはずですが、それは、どうされていたのでしょうか?

ウイスキーの熟成には、向いておらず、使用されていなかったのでしょうか?

本当にシェリー輸送用の樽はスパニッシュオークの樽だったのか?

これは、前回まとめたその1の記事でまとめた内容自体をも疑うような内容なのですが、そもそもシェリー樽であった、シェリー輸出用の樽は、本当にスパニッシュオークの樽だったのでしょうか?

通説では、シェリーの熟成に適していたアメリカン・ホワイトオークに比べ、タンニンが多いなどの理由でスパニッシュ・オークはシェリーの熟成に向かず、価格も安かったという理由で、スパニッシュ・オークの樽がシェリー輸送用の樽で使われていたということでしたが、ここで引っかかることはありませんか?

スパニッシュ・オークがタンニンが多いという理由でシェリーの熟成に向かないということなのに、輸送用ならスパニッシュ・オークでも差し支えなかったのでしょうか?

そこまで、長い期間ではなかったとは思いますが、輸送中にシェリーにタンニンが溶け出し、味が変わることはなかったのでしょうか?

ボデガやイギリスのシェリーを輸入する業者は危惧しなかったのでしょうか?

そして、実際に、シェリーの味には影響はなかったのでしょうか?

逆に、輸送中の樽からの影響はある程度考慮されていたのでしょうか?

はたまた、シェリーが輸送用の樽に入っている期間は、非常に短く、シェリーに与える影響は無視していい程度だったということなのでしょうか?

整理:確かな裏付けが欲しい点

①今まで、ウイスキーの熟成に用いられたのがシェリー樽のシェリーのタイプが、一般的にオロロソ・シェリーであったという点。

②シェリー樽の材は、一般的にスパニッシュオークであったという点。

以上の2点。

疑問点の整理は、次回に続きます。

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クラフトウイスキー塾 5回目『ブレンド』を受講して

ちょくちょくセミナーを受講して勉強しています。

昨年から、月1回ペースで開催されているウイスキー文化研究所のクラフトウイスキー塾というセミナーを受講しているのですが、今回は、月1回のテーマはブレンド。

講師は、今まで同じく、元キリンビール チーフブレンダー 早川健氏です。

授業で、実際にブレンドしたわけではないのですが、ブレンダーの役割から、商品開発、官能評価などについて、レクチャーを受けました。

レクチャーの細かい内容を書く訳にはいきませんが、再認識したこととしては、機器分析は、異臭や不快臭など問題が生じた際には、成分特定するのに有効なのですが、色と濁りの以外の点においては、未だに人間の感覚のほうが優れていて、機器分析では役に立たないそうです。

テイスティングアイテムは、響17年とティーチャーズ ハイランドクリームで、響17年は、少し樽強い印象ですが、華やかで複雑、ブレンデッドウイスキーとしては重厚さもあります。

ティーチャーズ ハイランドクリームは、明らかにピートの強さが個性となっている1本で、単調で若さもありますが、モルティな甘さが魅力的で、値段を考えれば十分な出来だと思います。ハイボールで試してみたい香味でした。

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シェリー樽について改めて考えてみる:通説 整理編

※注:本記事のタイトルは、『その1』から、『通説 整理編』に変更しました。 平成29年1月18日

ここ近年リリースのシェリー樽の飲み比べをして感じること

 2017年の年末年始は、せっかくのお休みだったので、年末は富山のバーで、年始は自宅にて、ストックしてあるボトルを選んで、色々とテイスティングしていました。(※本当は秩父に行くつもりだったのですが、諸事情で行けなくなり、残念でした……。)

特に、3日は、近年リリースのシェリー樽のウイスキーを中心に、テイスティングをしていました。

なぜかというと、年末に、飲み手の大先輩とやり取りをしていたときに、近年のシェリー樽にも今後期待が持てるのではないか?という話題になり、改めて、シェリー樽のモルトをまとめて飲んで、じっくり味わってみようと思ったからです。

改めて飲んでみても、やはり良いものは良いんです。

今年は、近年のシェリー樽に注目すべく、飲む面でも勉強の面でも重きを置いて見たいと思います。


良いものばかりとは言えないが、少ないながら、良いシェリー樽のボトルは確かに存在する。

個別のボトルの感想は、また、改めて書きたいと思いますが、蒸留所やヴィンテージ、熟成年数は違えども、近年リリースのシェリー樽のものでも、探せば、良いシェリー樽のものがあるは事実で、特に、メインモルトさんとキャンベルタウンロッホさんのグレンファークラス1989には、次元の違う素晴らしいバランスと複雑さや妖艶さを感じ、ウイスキーフープさんのグレンファークラス2005年には、10年ほどの熟成期間にも関わらず複雑さや重厚さや瓶内変化が期待できる大きな伸びしろ感じ、エドラダワー2006には、オールドエドラダワーとも共通するクリーミーさをもちながら、濃厚なシェリーで、かつ価格もお手頃でコスパの良さはピカイチのように思います。

今挙げたこれらのボトルは、蒸留所やインポーターさんなどとの信頼関係のある、日本でも有数の目利きの方々が選定されてボトリングされているボトルなので、特別に良い樽だと言ってしまえばそれまでなのですが、それ以外にも魅力的なシェリー樽のボトルが、チーフタンズのシガーモルト1997、キングスバリーのカスクストレングスのグレンロセス2004、シグナトリーの加水43%のロングモーン1996、アデルフィのグレンロセス2007、山崎のシェリーカスクやシェリー樽のシングルカスク、スプリングバンクのシェリー樽のシングルカスクなど、種類は多くないにせよ、店主 下野が酒屋を始めてから3年と10ヶ月ほどの間にも、ボトリングされています。

シェリー樽で有名なグレンドロナックに関しては、熟成の途中で樽の中身の移し替えを行っているようで(※そうでなければ、合理的に説明できないことがあります)、条件的に、なんとも言い難いものの、90年台前半のヴィンテージに、特に良いボトルが多かったように思います。

また、カバランのソリストのシェリーの中にも、良いものが多く、K6の西田稔氏セレクトのものやオールドアライアンス向け、そして、高額ではありますがFINOのタイプのものも、短期熟成ながら魅力的だったと思います。

もちろん、そういうものが散見されるからと言って、良いシェリー樽のものがこれから増えるという証明にはなりませんが、近年のシェリー樽の熟成による経験則が積み重ねられ、『こういう条件で用意したシェリー樽で、こういう条件で熟成されると、良いものができる』ということが解明されていけば、最近バーボン樽のクオリティの高さに圧倒されていたシェリー樽ではありますが、良いシェリー樽のリリースがさらに増えてきても、確かに不思議では無いと思います。


そもそもシェリー樽って何?

シェリー樽とはなんだろうか?

私自身、正直言いますと、シェリーに関しては全く詳しくないものの、今後、改めて勉強をしたいと思うので、分かる範囲で、自分の記憶の整理も兼ねて簡単にまとめてみます。

もしかすると、記憶違いもあるかもしれませんが、その際は、優しく教えていただければ幸いです。

まず、ちょっと前までは、ウイスキーの業界では、下記のような誤った説が広まっていたように思いますし、一部では、半ば定説化されていたように思いまので、まず、その誤った認識から……。

『シェリー樽とは、シェリーの熟成に用いられた樽の空樽で、その樽は、スパニッシュオーク(ヨーロピアンオーク)から作られた樽である。(※これは誤り)』

私自身、ウイスキーを飲み始めた20歳くらいの頃から、そう聞いてきましたが、それは大きな間違いで、そもそも、シェリーの熟成には、アメリカン・ホワイトオーク材の樽が適していて、非常に古い時代のものや例外的なものを除いては、アメリカン・ホワイトオークから作られた樽により熟成されており、そもそもスパニッシュオークの樽は、シェリーの熟成には適さないのです。

ではなぜ、シェリー樽と言われている樽の多くが、スパニッシュオークの材なのかというと、一昨年のウイスキーワールド(2015 JUNE号)やウイスキーフェスティバル2015in大阪での土屋守先生のセミナーや他の専門書などによる情報を総合すると、スペインがECに加入する1986年頃までは、

  1. シェリーをスペインから輸出する際は、シェリーが樽に入った状態で輸出されていた。
  2. その際の樽は、シェリー熟成用のホワイトオークの材の樽ではなく、輸送用の樽で、タンニンが多くてシェリーの熟成に適さず、安価であったスパニッシュオークの材で作られた樽であった。
  3. スペインから、輸送用のスパニッシュオークの樽に入った状態で大消費地のイギリスに出荷され、イギリス国内で中身のシェリーが払い出された。
  4. それにより、“スパニッシュオークで作られた空のシェリー輸送用の樽”が大量に存在することとなり、それらを、ウイスキーを製造業者が、ウイスキーを熟成させる樽、いわゆるシェリー樽として利用していた。

※スパニッシュオーク=ヨーロピアンオーク=学名:Quercus Robur(クエルクス・ロブール)

しかし、スペインがECに加入し、1986年からシェリーの樽のままでの輸出が禁止されると、シェリー樽というものの存在が変わってしまいます。

  1. シェリーを樽に入れた状態での輸出が禁止され、イギリス国内で、ウイスキーの熟成に必要なシェリー樽が不足した。
  2. それにより、ウイスキー熟成用のシェリー樽の製・販売する製樽業者がスペインに現れる。(※より古い時代からシェリー樽の製樽業者がいたかどうかについて店主は存じ上げません。)
  3. ウイスキー業者からの指定の条件で、製樽業者が、新樽(※スパニッシュオークもホワイトオーク、もしくは他のオークの材も、クライアントの指定に応じて使う。)を作り、そこにボデガにて、指定のタイプのシェリー(?)を詰めてもらい、シーズニングさせる(※熟成とは言わず、シーズニングと呼ぶ)。シェリーのタイプは主にオロロソが用いられる。
  4. 2~3年ほどシーズニングして、中身を払い出した後、ウイスキー業者に樽のみを出荷する。これが、現在のシェリー樽。
  5. 払い出したシェリー(?)自体には、商品価値がなく、蒸留して、再利用する。

ここで、曲者というか、どう解釈すべきか悩ましいのが、シーズニングに用いるシェリー(?)で、なぜ”?(クエスチョンマーク)”が付くのかというと、上記のウイスキーワールドで取材した製樽業者では、ソレラシステムで3年間以上熟成させれたオロロソ・シェリーを使用していないということだったのですが、本来ソレラシステムにて、オーク樽で最低3年熟成を熟成させたものでないとシェリーと呼ぶことはできないわけです。

もしかすると、製樽業者によっては、シェリーと言うべきシェリーを入れてシーズニングをしているところがあるのかもしれませんが、確たる情報がないので、それについてはなんとも言えません。

この点はツッコミどころなのですが、シェリーと言えるかどうかは別にして、とりあえず、ウイスキーの熟成用のシェリー樽の製造においては問題がないということにしておいて、話を一旦まとめます。

かなり大雑把ではありますが、シェリーとシェリー樽の要点としては、

  • シェリー樽シェリーの熟成に用いられた樽 
  • シェリーの熟成に用いられる樽=アメリカン・ホワイトオークの樽
  • そもそものシェリー樽=スペインからイギリスへのシェリーの輸送の為のスパニッシュオークの樽の空樽
  • 現在のシェリー樽=製樽業者によって製造・シーズニングされたウイスキー熟成用の樽

ということになります。

もちろん、過去も現在も、上記の場合以外で、ボデガでシェリーを熟成させるために使用されていたソレラシステムを構成するアメリカン・ホワイトオークの樽(ソレラやクリアデラ)が古くなったり、ボデガが廃業したりという理由で樽が売却され、ウイスキー業者に渡り、実際にシェリーの熟成に使ったアメリカン・ホワイトオークの樽が、ウイスキーの熟成に使用されるということも、しばしばあるとは聞いています。

ただし、シェリー製造の要であり、かつ100年ほどシェリーの熟成に使用できると言われる樽が、上記の理由で、まとまった量で、頻繁に売却されるということは、やはり考えにくいので、シェリーの熟成に用いられた樽の割合は、決して高くないと考えられます。

……そんなこんなで、駆け足で、ざっくり頭の中を整理してみたものの、かねてから疑問に思う部分や分からない部分も多々ありますので、『シェリー樽について改めて考えてみる:疑問編 その1』の記事では、その点について、触れたいと思います。

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