ボウモア2002(シャトーマルゴーフィニッシュ)

さて、前回は、ボウモアのクラレット(ボルドーワイン(シャトーラグランジュ)の空き樽で後熟させたオフィシャル)について書きましたが、今回は、マーレイ・マクダビヴィット(マックデイヴィット?)のボウモア2002、シャトーマルゴーフィニッシュについて書きたいと思います。

ボウモア2002

ボトラーズ:マーレイ・マクダヴィット 

蒸留:2002年

ボトリング:2008年

熟成年数:6年

樽:バーボン樽⇒シャトーマルゴーの空き樽

アルコール度数:46%

 ボウモア2002 シャトーマルゴーフィニッシュ/マーレイ・マクダヴィット

先に申し上げておきますが、モルト見習いは、シングルモルトウィスキー以外の酒のことは、全然知りませんし、モルトに関しても、飲むのが好きなただのド素人です。

 

ですが、シャトーマルゴーが5大シャトーの1つで、高いワインってことは、かろうじて知っています。

もちろん、そんな高級ワインなんぞ飲んだことがありません。

最高でも、父の恩人から頂いた、シャトーオーゾンヌ1979とシャトーパルメ1979いうところです。

 

ですから、当然、マルゴーの味が分かるわけがないので、このボウモアの味とマルゴーの味が、どのように有機的に繋がっているのか分かりませんが、確かにワインっぽい味っちゃ味です。

 

プロや学者じゃないので、繊細の味の違いなんかは分かりませんが、ただ1つ断言できるのは、熟成年数が短すぎます。

同じアイラでも系統は違いますが、キルホーマン2年(※まだ、スピリッツ。)なんかより、バランスが悪いと言うか、完成度が低いと感じました。

アルコール度数が46%なのですが、度数の問題ではなく、まぁ、飲み辛いです…(汗)

アルコールの質が、とげとげしくて、個性以前に、体になじまないアルコール感……。

前述の、キルホーマン2年や、キルホーマンのニュースピリッツ、アードベッグのベリーヤングやスティルヤングなんかより、ずっと飲み辛いです。

 

ボウモア2002 シャトーマルゴーフィニッシュ/マーレイ・マクダヴィット アップの写真

 

ただ、幸い、ボトルの半分くらいを開けて、1ヶ月くらいの間、敢えて窒素ガスを入れずに放置しておいたら、案の定、味と香りが開きました。

ただ、やっぱり飲み辛い(苦笑)

でも、ワイン由来の華やかな香りと甘みが明栓直後より強調され、ボウモウとしても割りとピーティな感じが、アルコールの荒々しさとともにわずかに顔を出します。

ただ、クラレットのような複雑さやパワーがないですし、ダスクのようなまとまりが感じられず、どちらかというと、熟成年数が短い個性的なアイラモルト好きにしか、なかなか受け入れられないと思います。

荒々しいアルコールと、アイラモルト独特の海っぽいピーティさの奥に、気品あふれる格調高いフルーツの香りが存在するのですが、それが表にでないというか、負けていると言うか……。

 

ある、通販サイトでは、このボウモアは6年ほどバーボン樽で熟成させ、シャトーマルゴーで熟成させた期間が半年だとありましたが、飲んだ後だったので、納得してしまいました。

正直に言うと、あと4年シャトーマルゴーの空き樽で熟成させていたら、恐らく大絶賛されることになったと思います。

間違いなく、ポテンシャルは超一流ですが、出したタイミングが早すぎたと思います。

それは、もちろんコストと裏腹なのですが、それにしても残念です。

プロ野球でエース級の活躍が出来たであろう天才高校球児が、プロ入り直後に、焦って無理して肩を壊し、大成しなかったみたいな味です。本当に。

 

これが、好きな方ごめんなさい。

 

ちなみに、試行錯誤の結果、一番お勧めな飲み方は、赤ワインの飲む大きなグラスに、注ぎ、小さめの氷を2、3個入れて、グラスを軽く回しながら飲む飲み方です。

もともとパワフルなので、敢えて、氷で冷やして、薄めて、とげとげしさを抑えてやると、ピーティさの中に、時より、今まで感じたことのない、『ハッ』っとするくらい素晴らしい高貴で端正なワインの香りが顔を覗かせます。

日本への入荷量は少ないそうですが、まだ、複数のネットショップで販売されているので、興味のある方は探してみてください。