グレンゴイン1972~2010 37年 63.5%/ザ ウィスキーエージェンシー パーフェクトドラム

グレインゴイン1972~2010 37年 63.5% リフィルシェリーウッド (Strawberry Jam)/ザ ウィスキーエージェンシー パーフェクトドラム

香り:ハッキリと甘いイチゴジャム、ふくよかな水飴、重厚なフルーティさ、ブルーベリーのようなベリー系

味:イチゴジャムをイメージさせるハッキリとした丸い甘さだが、大味ではなく、余韻も心地良い。微かな苦味?

総評:ラベルに偽りなし。本当にイチゴジャムです。トップノートでびっくりしました。
香りを感じた瞬間に、『イチゴジャムと水飴』が思い出されました。
やっぱり、パーフェクトドラムはすごいです。

スコットランド旅行記~アードベッグ蒸留所編~

今回は、アードベッグ蒸留所です。

二つのキルンが見えますが、今は使われておらず、下はショップとなっています。

入り口では、犬の置物がお出迎え。本当の犬もいるとか、いないとか…。

上の写真は、モルトミルです。モルト(大麦麦芽)をローラーで粉砕する機械です。

これまで緑とは(笑)

続いてマッシュタン。粉砕麦芽にお湯を入れて、麦汁を取りだします。

こちらは、フラッシュで撮影。湯気が見えます。マッシュタンでは、単に麦汁を作るだけでなく、酵素の反応で粉砕麦芽に含まれていたのデンプンを、麦芽糖などの小さな糖に分解することが重要です。

ウォッシュバックの写真が無かったので(※案内されていないかも…)、続いて、スチルハウス内。ポットスチルの胴体です。

右が初留器、左が再留器で、形は違いますが、ともにランタンヘッド型です。

なお、ポットスチルは、最少のワンペアです。

ポットスチルのネックです。

再留器のコンデンサーにつながるラインアームについている細いくだが、ピュアリファイアー(精留器)なのでしょうか?

これが、アードベッグのクリーンでフルーティな酒質が生まれる一因となっているそうです。

上は、スピリットセーフです。

上の四角い箱には、ローマ字で『インターミディエイト ウォッシュ チャージャー』と書いてありました。

恐らく、ポッチスチルに流し込むウォッシュを貯めておくタンクだと思いますが、違っていたらごめんなさい。

これは、アードベッグの敷地内に散乱している、海藻の一部です。波で打ち上げられたようです。

それだけ、海に近いということがお分かりいただけるでしょう。

上の写真の右にあるのは、アードベッグ ローラコースターをイメージしたディスプレーで、どうやらアイラフェスで使われた物らしいです。

海辺の丘からの撮影。樽、樽、樽、樽。雨ざらしです。

上は、フィリングステーション。樽に、ニューポットを詰めるところです。

上は、ジャックダニエルの空き樽です。

続いて、ヘブンヒルの空き樽。

最後に、ショップ内でテイスティングを…。

左からスーパーノヴァ2010、スティルヤング、TEN、コリーブレッカン、ウーガダール。

自分は、スパーノヴァ2010を頂きました。前年のバージョンよりも若干ボディーがあるような気がしましたが、いずれにしろ、ボディが弱いです。

ショップでは、ランチも食べれます。

残念ながら、パニーニというサンドイッチのようなパンの写真を取るのを忘れたのですが、めちゃくちゃ美味しかったです。

ボウモア蒸留所のお姉さんも、『アードベッグ蒸留所のパニーニは美味しくて、アイラ島内では有名だよ。』とおっしゃっていました。

その期待を裏切らないおいしさでした。

次回は、ライフログ蒸留所です。お楽しみに。

スコットランド旅行記~ラガヴーリン蒸留所編~

まず最初に、お断りしておきますが、カリラの項で申し上げましたとおり、ディアジオ系列の蒸留所の内部は基本的に撮影できませんので、ほとんどラガヴーリンの写真は有りませんので、悪しからず。

上の写真は、後述する城跡の方向から撮影しました。

上の写真は、ラガブーリン蒸留所の正面です。昔は、ホワイトホースの馬のマークがあったらしいです。

↑建物のアップです。正面に入り口は、いきなりショップです。

右手に、廃墟となった城跡がありますが、何のお城か忘れました(汗)

蒸留所の右手に流れる用水です。仕込み水なのか、冷却水なのかは分かりません(汗)

写真は、いきなりウェアハウス内。ここだけ、写真をとってもいいようだったので、内部はここだけ撮影しました。

職人のおじさんが、樽から直接ヴェリンチで原酒を汲みだして、シングルカスクのカスクストレングスのノンフィルターの状態でグラスについで飲ませてくれます。

ニューポット、バーボンバレル、シェリーバット(ペドロヒメネス)、あと、1966ビンテージの長熟の樽の原酒を飲ませてくれました。

1966ヴィンテージは、色と味から考えると、シェリー樽系とは考えにくいので、恐らくバーボン系の樽だと思います。

非常に貴重な長熟で、優しく複雑な香味でしたが、樽自体の影響は低いと思います。

酒質自体も、最近のオフィシャルとくらべると、そんなに太くなかったです。

長熟のラガブーリンという点においては感動しましたが、単純に味わいだけで評価すると、微妙でした。

というより、現在当たり前に飲めるオフィシャルの16年の完成度と飲みごたえがしっかりしているから、そう感じるのかもしれません。

むしろ、ペドロヒメネス樽のモノのほうが、ベンリアック12年のシェリーウッドのように、甘くでフルーティで、なおかつラガブーリンらしいピーティさも兼ね備えていたので、面白かったです。

この上の写真は、クリックすると拡大されます。カメラのロングパノラマ機能で撮影しているので、おじさんが細くなったり、多少歪みが出ていますので、ご了承ください。

スコットランド旅行記~ボウモア蒸留所 蒸留&熟成編~

だいぶ、前回から間が開きましたが、続編を…。

ボウモア蒸留所のポットスチルは4基で、確か右2基が初留器、左2基が再留器だったと思います。

ネックも、初留器の方が太くて、一回り大きですね。

上の写真は、初留器とコンデンサーです。ネックの所にガラス窓が付いていますが、サイトグラスといって、基本的に初留器に取り付けられている部品で、内部の泡立ち具合のチェックに使用します。

そして、その蒸留液が通過するのが、真ん中のスピリットセーフです。

左は、蒸留のコントロールを行う制御装置だそうです。

次に、ウェアハウス(熟成庫へ)。
上の写真は、1番目のウェアハウスです。ここを案内してもらいました。もちろん、厳重に施錠してありますが、セコムやアルソック的なセキュリティーは見当たりません。

上の写真は、蒸留所のお姉さんが、ニューポットを見せながら、最初は、こんなに無色透明なんですよ!と説明しているところです。

ニューポットの試飲をしています。左のお兄さんは、台湾人のワンさんです。ワンさんは、英語がペラペラでした。

これが、樽の側面で、鏡板にバーコードを貼って、樽を管理しているようです。

これが、自分で樽からくみ取ったモルトたちです。奥にあるとんがった金属の棒を刺して、だぼ栓(ふた)を開け、ヴェリンチとかいうでっかいスポイトみたいな金属の棒で吸い上げます。

手前から、バーボン樽熟成、シェリー樽熟成、ニューポットです。バーボンタルトシェリー樽のどちらも10年くらいの熟成だったと思います。

シェリー樽の方は、これといった特徴もなく普通でしたが、バーボン樽の方は、パイナップルフレーバー全開でした。パーフェクトドラムのボウモア1993 16年に通ずるパイナップルフレーバーでしたが、割と単調でマンゴー的な要素は感じ取れませんでした。

上の写真の樽は特別な樽で、左は1965年の樽で、中身が入っていました。ローマ字で「シェリフズボウモア」って書いてありました。

お姉さん曰く、マンゴーのような南国フルーツの香りが炸裂する絶品らしいです。

右の樽は、サントリーの経営者一族の佐治氏の名前が入っています。

ワンさんが『飲ませてよ!』って言ってくれたのですが、もちろん、一滴も飲ませてもらえませんでした。

うまく、英語が聞き取れなかったのですが、上段の右の樽が、現存する最古の樽で1957ヴィンテージだと説明されたと思います。中身が入っているのかどうかは、確認できませんでした。

このあと、お客さん向けのテイスティングルームに通され、数種のボウモアを頂きました。個人的には、21年ポートワイン熟成が好きでした。

単調ではあるのですが、麦芽の甘みと香りが強良く、あんまり難しいことを考えずに飲めます。

とりあえず、ボウモア蒸留所に関しては、これにておしまいです。次回からは、ラガヴーリンです。

お楽しみに。

ウィスキーエキスパート試験対策 第2章~勉強法と参考書~

今回は、ウィスキーエキスパート試験対策の勉強法と教材について、ご説明します。

まず、勉強法には、いろんなやり方があると思いますが、最初に過去問集をやりましょう。過去問集は、スコッチ文化研究所の販売サイトから購入できます。また、平成22年12月現在、20年、21年、22年分は、まだ過去問集の冊子になっていないので、スコッチ文化研究所の過去の季刊誌(会報)を購入しましょう。問い合わせれば、どの号を買えばいいのか、教えてもらえるはずです。

知識もあまりにないのに過去問を解くなんて……と思われる方もいるかも知れませんが、全然構いません。いきなり解いてください。

在り来たりの話なので、詳しくは申しませんが、孫子の兵法の有名なものの一つに『敵を知り、己を知れば、百戦危うからず。』という教えがありますが、過去問解くということは、まさにこれに当たります。

別に、10点でも20点でも構いません。点数が悪すぎてショックを受けても構いません。

まず、どんな問題が出てきて、どういう知識が必要で、自分がそれに対してどれくらいの実力を持っているのか、また、どんな勉強がどれくらい必要なのか自身の手で確認してください。

一人ひとり、得意なウィスキーの生産地、分野、知識レベル、ウィスキーに対する経験値は、当選違うので、自分自身で現状を把握することが、合格への何よりもの近道です。

本やテキストを丸暗記するのもいいですが、『試験に合格する』という点に於いては効率が悪いので、程々にしておいた方がいいと思います。※ウィスキープロフェッショナルの試験では、逆に丸暗記が必要になります。
ですから、くどいようですが、まずは過去問を解いてください。そこから、道が開けます。

次に 、必要なのは、ウィスキーコニサー資格認定教本の最新版です。平成22年12月現在では、2010年版の上・下巻が発売されていますので、スコッチ文化研究所の販売サイトから、こちらも購入しましょう。

比較的、ごっつい参考書で、濃い内容となっており、調べ物をするのにも非常に重宝します。
何よりも、まずこれが一番重要な参考書となります。

んで、勉強する順番は、①スコッチの製法(ジャパニーズを含む)、②スコッチの個別の蒸留所や銘柄、ブレンデッド、所有者、ボトラーズなどに関して、③スコッチに関する歴史、④スアイリッシュ全般、⑤アメリカン全般、⑥カナディアン全般、⑦ジャパニーズの歴史など、地図問題要対策でいいかと思います。

順番の理由は詳しく述べませんが、点数配分と問題の順番、馴染みやすい知識であるかなどを勘案して決めてみました。べつに、この順番にこだわる必要は有りませんので、お好きな順番でも構いません。

そして、個々のモルト蒸留所の知識や情報に関しては、『シングルモルトウィスキー大全/土屋守氏 著』を読んで覚えましょう。こちらも調べ物には最適です。

あと、参考書とは言えないですが、大手ネット酒販サイトを定期的に観るのもいいかもしれません。(※例えば、リカーハウスハセガワ、シングルモルトナビ、河内屋、信濃屋など。)

なぜなら、試験問題には、その年に新しくリリースされた、変わり種のボトルやそれをリリースした蒸留所に絡む問題が頻繁に出題されるからです。例えば、アードベッグだとオールモストゼア、ブラスダ、スーパーノヴァ、カリラだと8年アンピーテッド、ブルイックラディ蒸留所のポートシャーロット、オクトモア、ダルモアのキングアレキサンダー3世など、特徴的な個性、名前(歴史的な意味合い)を持ったものは、狙われやすいので常に知識のアンテナを立てておく必要があります。

もちろん、シングルモルトを頻繁に取り扱う酒屋さんやバーテンダーさんは、敢えてそれをやる必要はないと思います。

さらに、蛇足です、余力があれば、ウィスキープロフェッショナルの過去問集もやっておくといいと思います。

かなりマニアックな問題も散見されますが、基本的な部分は、選択式か筆記式の違いなので、決して無駄になりません。

というよりは、むしろ、筆記で答えることにより、製法などのポイントが把握でき、非常に良い勉強材料になると思います。

ただし、もちろんそれなりの時間のかかってしまうので、時間や余力がある方か、もしくは、高得点を狙って安全に合格したい方が行うべきでしょう。

とりあえず、この4組があれば、基本的に全く問題ありません。

あと、世界地図が必要だったりするのですが、それは、あとの章で述べます。

※画像は、スコッチ文化研究所ショッピングサイト(http://xc530.eccart.jp/p797/)より転載。
スコッチ文化研究所より許可を受けて掲載しております。

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