グレンモーレンジ ネクタドール 46% / オフィシャルボトル

グレンモーレンジ ネクタドール 46% / オフィシャルボトル 
 
グレンモーレンジ ネクタドール 46% / オフィシャルボトル このグレンモーレンジは、フランスはソーテルヌの白ワイン(貴腐ワイン)の空き樽でフィニッシュされたグレンモーレンジで、かなり個性的なグレンモーレンジと言えます。 
 
そもそも、貴腐ワインと言うのは、白ぶどうの特定のカビが感染することによって、糖度が高まり、さらには独特の甘い香りをもった白ワインです。 

小生は、貴腐ワインを3度くらいしか飲んだことがないのですが、ハチミツの様なあの独特の甘い香りが苦手なので、普段、甘いワインを飲みたいときは、ドイツのアイスヴァイン(アイスワイン)か、マスカットで作られたイタリアの白ワインを頂きます。 
 
それはそうと、このアスターは、しっかりと貴腐ワインの影響を受けています。 
 
色:やや薄い金色

香り:甘い。白ぶどう。ハチミツがかかった新鮮な果物。柑橘類のようなフレッシュ感。バニラと樽香。 

味:しっかりと甘く柔らかい。白ぶどう。ハチミツ。軽い酸味。はっきり甘いが、しつこく持続する感じではない。

総評:シングルモルトとしては、しっかりとしたハチミツの様な甘みと白ぶどうを中心にした果物感。個人的には、最初一杯よりも、ドライなモルトを飲んだ時の締めの一杯として、この甘さと香りを楽しみたいです。甘いモルトが苦手な方には、あまりお勧めできないかと思います。
 
 
 
 
 
 
グレンモーレンジ ネクタドール 46% / オフィシャルボトル 

グレンモーレンジ アスター 57.1% / オフィシャルボトル

グレンモーレンジ アスター 57.1% / オフィシャルボトル

 
グレンモーレンジ アスター 57.1% / オフィシャルボトル 
10年のオリジナルに比べると、明らかにこちらのアスター方が洗練された印象を受けます。

オリジナルに感じられた、飲みにくい日本酒のようなエグミがなく、個性を主張するタイプではなく、非常にまとまっていて自然に受け入れられます。

度数は高めですが、度数ほどの刺々しさは感じず、まったりと飲むことが出来ます。 度数は全く違いますが、まるで、上品な日本酒の大吟醸を飲んでいるような感覚に近いです。 
 
雑味の無いスッキリとした甘みと、クリーミーさ。

特に、このクリーミーさは、グレンモーレンジ独特のクリーミーさというか、個性的なグレンモーレンジ独特の質感を感じます。

個性と言うよりは、現代のグレンモーレンジとしての完成度を追求した一本だと思います。  
 
 
 
グレンモーレンジ アスター 57.1% / オフィシャルボトル

リッテンハウス ライ25年 50%シングルバレル・ストレート・ライウィスキー/ヘブンヒル

リッテンハウス25年 50% シングルバレル・ストレート・ライウィスキー バレルNo.5/ヘブンヒル

リッテンハウス25年 50% シングルバレル・ストレート・ライウィスキー バレルNo.5/ヘブンヒル 
いきなりですが、ごめんなさい。

シングルモルトではありません。アメリカンのライウィスキーです。

ただ、こいつは、すごいです。普段、ライウィスキーどころか、アメリカンウィスキー自体あまり飲むことがない小生ですが、これが只者じゃないっていうのは分かりましたので、紹介させてください。

色:やや黒みがかった赤だが、透明感がある。

香り:トップの濃厚な香りのアタックでレベルの高さがわかる。華やか。バラや香りの強い花のエステリーさが素晴らしい。度数の強い梅酒のフルーティさ。焦げた樽。やや古い輪ゴム。時間が経過すると、フルーティさよりも、やや焦げの要素が印象的になる。

味わい:決して大味ではない。パンチはあるが、トゲトゲしくなく、嫌なアルコール感がない。喉を過ぎてから、再び口の中にスパイシーさが返ってきて、気持ちが良い。ライウィスキーだがボディが非常にしっかりしていて、上品な梅酒のような甘みもあり、華やかで飲みごたえがある。シングルモルトではあまり感じられない、樽が強く焦げた感じやエグミのような物を感じるが、決して苦にならず、程よいアクセントとなっている。余韻は長く、フルーティさの下に、焦げた樽がしっかり持続する。

総評:良いお値段ですが(汗)、素直に素晴らしいと思えます。アメリカンウィスキーが苦手な小生でも、満足できる一本です。モルト飲みの方でも、ぜひ飲んでもらいたいです。

リッテンハウス25年 50% シングルバレル・ストレート・ライウィスキー バレルNo.5/ヘブンヒル 

ブローラ1982 14年 / ケイデンヘッド オーセンティックコレクション

ブローラ1982 14年 ボトリング1997 60.6%/ ケイデンヘッド オーセンティックコレクション 

ブローラ1982 14年 (ボトリング1997) 60.5%/ ケイデンヘッド オーセンティックコレクション 

まぁ、暴れん坊です(笑)

アルコールのパンチ力が半端ではありません。14年熟成していますが、かなりヤンチャです。
 
歴史的なことはあまり詳しくないので端折りますが、クライヌリッシュとブローラは特殊な関係です。

ブローラと呼ばれることとなった蒸留所の名前が元々クイヌリッシュで、後にその元々のクライヌリッシュ蒸留所の近くに作られた新しい蒸留所をクライヌリッシュ蒸留所とし、それに合わせて元々のクライヌリッシュ蒸留所がブローラ蒸留所と改めたらしいです。 
 
自分で書いていて、めちゃくちゃ混乱しましたが、とにかくそういうことらしいです。 わかりにくくて申し訳ありません。 

そして、その後、シングルモルトスコッチの魔の年でもある1983年にブローラのみ操業を停止しています。

ちなみに、ポートエレン蒸留所の操業停止と同じ1983年5月の事です。 
それ以上の事は、シングルモルトウィスキー大全をご覧下さい(汗) 

 
味や香りはと言うと、正直な事を申し上げて、スパイシーでパワフルなアルコール感が強すぎて……圧倒されてしまいました。 
 
本当にスパイシーで、キルホーマンのニュースピリッツなんかと比べても、断然飲みづらいです。

単にアルコール度数が高いというよりは、アルコールの質の問題だと思います。

熟成年数が14年あるにもかかわらず、熟成感をほとんど感じさせないヤンチャぶりで、ニューポットっぽい雑味やえぐみの様なものはあまり感じませんが、美味しいとか不味いとかは別にして、とにかく飲みづらい(笑)

本当に舌が、口が、喉が熱くなりました。  
もしかすると、オフィシャルのカリラのカスクストレングスなんかよりも、ビリビリとして激しいかもしれません。 

ブローラ1982 14年 (ボトリング1997) 60.5%/ ケイデンヘッド オーセンティックコレクション
 

味も香りも、スパイシーでパワフルなアルコール感を除いて考えると、軽いレモンに近い柑橘系のスッキリとした香りを微かに感じするくらいで、アルコール以外の個性は薄いかと思います。

まぁ、どうであれ、アルコールのスパイシーさとパワーは、尋常ではないです。 

あと、あまりに飲みづらいので加水しようかと思ったら、バーのマスターに、

『このブローラは、加水しても単に伸びる(※薄まる)だけだから、加水しても意味ないよ。』

と、言われましたので、頑張ってストレートで頂きました。 

 
ちなみにバーのマスター曰く、

『ブローラは、最低でも20年熟成させないと本当の良さが出てこないモルトだよ。』

とのことでしたが、長熟のブローラは、現在いきつけのお店に無いそうです……。  

長熟の魅力的なブローラに出逢いたいです(涙) 
 

ブローラ1982 14年 (ボトリング1997) 60.5%/ ケイデンヘッド オーセンティックコレクション

スプリングバンク1965~1996 31年 42.7% カスクNo.2629/ザ・ボトラーズ 

スプリングバンク1965 1996年ボトリング 42.7% カスクNo.2629/ザ・ボトラーズ スプリングバンク1965 1999年ボトリング 42.7% カスクNo.2629/ザ・ボトラーズ 

先日、ザ・ボトラーズのスプリングバンク1993の記事を書いたのですが、それとは違うザ・ボトラーズのスプリングバンクです。

なんと言っても、蒸留された年もボトリングされた年も、かなり古いです。

ただ、最初に申し上げておきますが、個人的には1993ヴィンテージの方が好きです。

一言でいうと、こちらの1965ヴィンテージは、軽い潮気と樽香を持ち、穏やかでまったりとした熟成感がポイントで、1993ヴィンテージは、パンチがありながらもバランスのとれた、フルーティーさとしっかりとした飲みごたえがポイントで、後者の方が小生には肌が合ったようです。

好みはあると思いますが、少なくても1993ヴィンテージほどのインパクトはありません。

あと、1965ヴィンテージにも、スプリングバンクらしいピリっとした潮気を伴なう、キラキラした華やかな香りがあるのですが、現行のオフィシャルボトルなんかと比べると穏やかで、素直で、ちょっと物足りなさを感じる人もいらっしゃるかと思います。
ここは判断が分かれるところだと思いますが、個人的には、まったりとする長期熟成のシングルモルトとしては熟成感があり評価されるべきですが、スプリングバンクらしさと言う点では、もう少し華やかな個性が出ていればと悔やまれます。

ただ、今となっては、スプリングバンクでこのヴィンテージの古さと、熟成の長さは、なかなか貴重で、非常に落ち着きのある長期熟成のスプリングバンクだと思います。

スプリングバンク1965 1999年ボトリング 42.7% カスクNo.2629/ザ・ボトラーズ