ポートシャーロットPC8 8年 60.5%/OB

ポートシャーロットPC8 8年 60.5%/オフィシャル

ポートシャーロットPC8 8年 60.5%/オフィシャル

ブルイックラディのセカンドブランドであるポートシャーロットの8年熟成モノです。

能書きは長くなるので、輸入元資料をご覧ください。

ポートシャーロット8年(PC8)も、充分にピーティなフェノール値40ppmの麦芽を使用しています。ポートシャーロットは2001年より蒸溜を開始し、2006年に5年熟成のPC5がリリースされました。第4弾となるPC8は、バーボン樽8年熟成、カスクストレングス(60.5%)のボトリングです。ピートスモーク、海、デメララシュガー、甘いオーク材のフレーバーが年数以上の熟成感、複雑さと芳醇さを醸し出しています。また、エディンバラで開催された「Whisky Fringe」の投票で、250種のウイスキーの中で1位(2009年度ウイナー)に選ばれています。
この後の期待がさらに高まるブルイックラディ蒸溜所の21世紀のモダンシングルモルトをお楽しみください。

~以上、輸入元資料~

感想はと、言うと…

香り:重いアルコール臭、材木を燃やしたような強いスモーク、どちらかと言うとオクトモア2ndエディションよりキルホーマンのウィスキーライブ向けのシングルカスクに近いスモーク感、水飴のような甘み。

味:強いアルコール、しっかりとした丸い甘み、幾分すっきりとしたカンロ飴、材木を燃やした煙たさ、時間が経つにつれ、アルコール感が薄れ、甘さが強調され、さらに時間がたつとピート感が強く感じられる。

総評:スモーキーさが強いのは言うまでもないが、それ以上にしっかりとした甘さが印象的。オクトモア比べると、ずっとバランスが取れていて、スモーキーさが苦手でなければ、度数や熟成年数の割には飲みやすい。ピートの焚き具合が40ppmとラフロイグと同じか、少し弱いくらいだが、一般的なラフロイグよりもヨード感は弱く、スモーキーさが目立つ。

タムデュー1989 19年 57.1% シェリーカスク / ダグラスレイン オールド&レア

タムデュー1989 19年 57.1% シェリーカスク / ダグラスレイン オールド&レア

有数のボトラーズである、ダグラスレインの最高級ブランドのこのオールド&レア(OLD&RARE)シリーズです。

ボトラーズのタムデューを飲むのは、初めてだったのですが、素敵です。

落ち着いた大人な感じです。
タムデュー1989 19年 57.1% シェリーカスク / ダグラスレイン オールド&レア
色:やや濃い赤み。※写真の通り粘度が高く、グラスの内側を流れる涙が長い。

香り:落ち着きがある豊かなドライフルーツ感、酸っぱくないよく熟したレーズン、高級なドライフルーツ、うるさくないが複雑、麦芽感のあるお菓子。

味:上品なシェリー由来の甘みやコクがしっかりしている、余韻が豊かで綺麗、ほんの微かに麦芽の甘みや牛乳を沢山つかったクッキーの様な甘みが残る。

総評:非常に上品で美しいシェリー樽熟成のお手本の様な逸品。酒質自体は、個性のあるタイプではないようだが、その分、シェリー樽の非常に良い影響を受けている。引っ込み思案でもコテコテでもない、適度なシェリー感が素晴らしい。素直な酒質にシェリーがうまくマッチしている。 バーのマスターが、『ナイトキャップにするか、シガーに合わせると素敵だろうねぇ。』とおしゃったが、全く同意。落ち着いた大人向けの一本です。

タムデュー1989 19年 57.1% シェリーカスク / ダグラスレイン オールド&レア

キルホーマン2006シングルカスク(バーボンカスク#348/06) For Whisky Magazine Live!

キルホーマン2006 シングルカスク 61.5% (バーボンカスク#348/06) For Whisky Magazine Live! ボトリング2009年  

キルホーマン2006 シングルカスク 61.5% (バーボンカスク#348/06) For Whisky Magazine Live! ボトリング2009年
 アイラ島の期待の新星、キルホーマンの貴重な初のシングルカスクの商品で、尚且つウィスキーマガジンライブの記念ボトルということもあり、かなり入手困難だったようで、実際、小生も買いそびれました(泣) 

 

3年のセカンドリリースは買って、まだ飲んでいませんが、ファーストリリースは、個人的には、期待ハズレだったのでこのボトルも若干心配していました。でも、このボトルは素晴らしいです。 
 
キルホーマン2年のアンティサペーション(※まだ、ニュースピリッツ)の延長線上にいながらも、3年の熟成年数にも関わらず全体的なバランスが非常によくなって、完成度が高くなりました。  
  
 

テイスティングノート
 
色は非常に薄く、香りは、まず最初に若いアルコール感がきて、すぐさまタラバガニを焼いたような焦げ臭い煙と苦い薬品臭が支配的になる。  
 
口に含むと最初のうちは、若いアルコールのパンチがあるが、不快ではなく、ボディが重すぎることもない。時間が経過するにつれて、アルコールの刺激が大人しくなり、味わいが鮮明になり、自然な、癖のない軽やかな甘さの上に、煙と薬品臭がしっかりと乗っている。やっぱり、タラバガニを焼いて焦げた感じの煙。 
 
間違いなく、独特のスモーキーなクセがあるが、ある程度時間がたつと、多少角がとれて、意外にもバランスがよくりなり、3年のファストリリースにはない飲みごたえとパンチ、2年のアンティサペーションにはない落ち着きと優しさがあり、3年熟成のシングルカスクで、この出来は素晴らしい。  
 
キルホーマンの今後に、さらに期待が高まります。

グレンドロナック15年 40%/旧オフィシャルボトル

グレンドロナック15年 (シェリー樽) 40%/ オフィシャルの旧ボトル

グレンドロナック15年 (シェリー樽) 40%/ オフィシャルの旧ボトル

タイトルの通り、ちょっと前の15年のグレンドロナックの旧ボトルです。

12年のオリジナルが、スタンダードとなる前のスタンダードだと聞いています。

現在は、15年は15年でも、15年リヴァイヴァルとして新しいオフィシャル物が販売されていますが、味わいも別物です。

どちらも、15年のシェリー熟成のモルトとして秀逸ですが、リヴァイヴァルの方が若干、ボディが太くて、しっかりとシェリー感が出ています。リヴァイヴァルは、コテコテシェリーではありませんが、しっかりとシェリーを感じさせて、まとまりもあり、いい意味で解りやすいシェリー樽熟成のモルトです。

一方、こちらの旧ボトルの15年は、どちらかというと、ほっそりとした美人です。開封して、若干時間が経っているせいもあるかもしれませんが、やや繊細なライトボディで、リヴァイヴァルと比べれば明らかにライト。

シェリー樽由来の甘みやフルーティーさは、リヴァイヴァルの方がしっかりしていて解りやすいですが、旧ボトルは香りが洗練されていて、香りやボディに無駄な肉付きを感じさせません。

シェリー由来の品良く香るベリー系やドライフルーツのフルーティーさのあと、ほんのり微かに香木や化粧品の様なニュアンスをまとった複雑な香り、微かにピートのようなアクセント。

おまけに、心地よい余韻。

『昔はよかった』っていうのは寂しいですが、スタンダードボトルとして、非常に素晴らしいと思います。

マッカランにしろ、ボウモアにしろ、『昔のほうが良かった』って思ってしまうのは、気持ちの問題なのでしょうか?

セント・マグデラン1982 25年熟成/ブラッカダー ロウカスク

セント・マグデラン1982 25年熟成 61.8% / ブラッカダー ロウカスク

セント・マグデラン1982 25年熟成/ブラッカダー ロウカスク 
小生がセント・マグデランを飲むのは、このボトルが初めです。
 
セント・マグデランは、ポートエレンと同じ1983年に蒸留所が閉鎖しており、町の名前からリンリスゴーとも呼ばれることもあるそうですが、個人的には馴染みが薄いと言うか、出会う機会が今までありませんでした。 
 
香りと味わいの方向性は、テイスターのフェッターケアン1975と非常にベクトルが近く、ナッティで香ばしく、カカオっぽさや樽香・古い木材を感じさせます。その中でも、『古い木材』の印象が強いです。 

ただ、テイスターのフェッタ-ケアン1975ほどの重厚感や深み、長い余韻はありませんが、ローランドモルトしては、しっかりとボティを持っているように思います。 あと、フェードアウトの仕方が潔いと言うか、すぅーと消えて、後腐れしない感じで、これはローランドモルトっぽい気がします。 
 
ただ、気になったのが、舌の上でのザラザラ感。

ブラッカダーのロウカスクシリーズは、冷却濾過をしないどころか、木片が入っているくらいなので、しょうがない言えばしょうがないですが、注ぎ方やボトルの残量によっては、やはりグラスにもかなり木片が入ってしまうので、ちょっと残念でした。

一長一短ってところでしょうか。

でも、なんだかんだ言って、ローランドモルトにあまり興味のなかった小生ですが、飲みごたえのある好印象のボトルです。セント・マグデラン1982 25年熟成 61.8% / ブラッカダー ロウカスク 裏面

1 2