グレンドロナック 1994 21年 54.3% ペドロヒメネスエイジド / OB 並行 ※ドイツ向け

グレンドロナック 1994 21年 54.3% ペドロヒメネスエイジド / OB 並行 ※ドイツ向け

ペドロヒメネス・シェリー樽の熟成で、しっかりとした甘さを感じますが、ボディもあり好印象でした。

グレンドロナック 1994 21年 54.3% ペドロヒメネスエイジド / OB 並行 ※ドイツ向け

店主 下野孔明のテイスティングノート
香り:アプリコット、梅ジャム、黒糖、香り立ちはより、やや強いアルコール、クッキーチップ入りのバニラアイス、クローヴのようなスパイス。
味:黒糖とメープルシロップのようなコクのある甘さ、PXとしてはしっかりとしたボディ、梅ジャム、僅かに焦げた麦芽、ビターチョコ、少しスパイシーなアルコール。

ペドロヒメネスエイジド(※フィニッシュではなくペドロヒメネスの樽での熟成)ということで、たしかに、オロロソのものよりも明らかに甘さは強く感じましたが、ボディはわりとしっかりしているように感じられました。
また、香味の中に、子供の頃に食べた梅ジャムを思わせる独特の要素があるの面白く、キャッチーに思いました。

00年台のグレンドロナックとは、全くレベルが違って、やはりより深みのある味わいです。

それにしても、グレンドロナックに関しては、いくら、シェリーバットやパンチョンであっても、総ボトリング本数が多すぎるというのは、ここ数年ずっと言われ続けていますが、本ボトルもその例外ではなく、ペドロヒメネスシェリー・パンチョンからの675本というボトリングです。

700mlで675本なので、472リットルがボトリングされたということになりますが、仮にバレルエントリーが、パンチョンが500リットルと仮定しても、通常は、エンジェルシェアで年間で樽の中の2%前後がエンジェルシェアで蒸発すると言われているので、年間2%のエンジェルズシェアなら、21年で約327リットルとなり、大幅に計算が合いません。

また、仮に年間に1.5%が目減りしていくとしても、21年で約364リットルとなり、これでも全然足りず、1%と仮定しても21年で404リットルと、そもそものバレルエントリーが500リットルより若干多くても、どう考えても足りないわけです…。

とういうことは、どう考えても、グレンドロナックが特殊な技術でエンジェルズシェアが発生しないようにしているか、もしくは、同スペックの樽同士での樽の詰め替えや他の樽からの継ぎ足しなどの特別なマネージメント行っていないと、理屈が合わないように思います。

もし、後者なら、シングルカスクの定義が何で、フィニッシュの定義が何なんだかは、よくわからなくなりますが、それは置いておいて、特殊な樽の中身のマネージメントを行っているであろうことは、一部のマニアの中では、半ば通説化していて、シェリーの樽タイプに関しては、あくまで最終的に入っていた樽のスペックで、中身のもともと能書きに関しては、必ずしもそうと言えないのではないかと考えている方も少なくないです。

何はさておき、クオリティの高いシェリー樽のリリースをしてくれるグレンドロナックの存在は、シェリー樽ファンにとって、非常にありがたい存在であるのですが、そのグレンドロナックの経営は、ベンリアックやグレングラッサとともに、ビリーウォーカー氏から、テネシーウイスキーのジャックダニエルで有名な大企業であるブラウンフォーマン社に代わってしまいました。

そうなると、今までのように、シングルカスクがガンガンリリースされ続けるかどうかは怪しく、大企業なので、小ロットのシングルカスクよりも、一度にまとまったロット(バッチ)で、効率よく販売できるレギュラー品が重視される可能性がありますし、限定品でも、ある程度まとまった本数が取れるものをリリースしようと考えるのが自然だと思うので、今後、グレンドロナックのシングルカスクが、手に入りづらくなる可能性は少なからずあるでしょう。

そもそも、ビリーウォーカー氏が、短期間で、シングルカスクの良いものを出しすぎてしまった感は否めませんが、その一方で、シェリー樽のシングルモルトの大御所であるマッカランのかつての輝きを失った後、ここ数年、レギュラーラインナップを含めて、シェリー樽のシングルモルトのファンのニーズを受け止めて、素晴らしいリリースを続けたきたグレンドロナックとビリーウォーカー氏の功績は、非常に大きいものがあると思います。

つい最近では、グレンファークラスのシングルカスクを始め、近年のシェリー樽の濃くて質の良いものが、オフィシャルでもボトラーズでも散見されるようになりはじめて、アンテナを張っていれば、そのような商品も、ちょくちょく入手できるようになりつつありますが、もし、それまでにグレンドロナックがなければ、市場のシェリー樽への渇望感というものは、より大きかったと思います。

今後、グレンドロナックの動向には目が離せませんが、これからも良いシェリー樽のシングルモルトを作り続けて欲しいと切に願っています。

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