シングルモルトウィスキーを楽しむ会 後編

先日のシングルモルトウイスキー楽しむ会 前編の続きです。

下の写真で立っているのがモルト見習いです。

お腹が出ているのはご愛嬌ということで……食べることと飲むことことしか楽しみが無いんです。

タバコ、女、ギャンブル、ゴルフ、車など、そういう大人の遊びは、全然やりませんので、許してくださいf(´-`;)ポリポリ

シングルモルトウイスキー見習い

そんなことは、置いておいて…そのぞれの味の話を…。

グレンリベット12年 フレンチオークフィニッシュ 40%/オフィシャル

グレンリベット12年 フレンチオークフィニッシュ

↑一見、一昔前の普通のグレンリベット12年ですが、フレンチオークフィニッシュとなっています。樽のことは詳しくわかりませんが、コニャックの熟成で用いるフランスのリムーザンオーク(コモンオーク)樽で熟成させているものらしいです。

味はというと、現在のスタンダードの12年と比べると、まず色が明らかに濃いです。そして、味わいや香りも強く出ています。リンゴや洋梨のが熟れた香り特徴的で、スタンダードよりも、ずっと香りが表に出てくるが、口に入れると、あたりが柔らかい。スタンダードなグレンモーレンジ的に”ふにゃん”とアルコール感を包み隠してソフトランディングしてきます。

ただし、開栓して間も無いせいなのか、安い日本酒のよう二日酔いを想起させる甘ったるいエグ味というか雑味のような物を感じます。

そのエグ味や雑味は、グレンモーレンジ10年のオリジナルのフィニッシュに似ていて、アルコールを感じさせずあたりが柔らかいだけに、余計に気になります。

グレンリベット16年 ナデューラ 59.7% バッチ№0407C/オフィシャル

グレンリベット16年 ナデューラ
 旨い。

主観の問題ですが、このグレンリベットは、ハッキリ言って旨いです。

バッチによって若干アルコール度数が異なるナデューラだが、これは高めの59.7%となっています。

ナデューラは、英語で言うところのナチュラル(自然)という意味で、カスクストレングス、ノンチルフィルターの商品となっております。

そのせいなのか、グレンリベットに感じる物足りなさはなくて、スタンダードの12年に足りないものを補って、増強させたような仕上がり。

流石にアルコールのパワーを感じるものの、決して荒削りではなく、「もしかすると、これが本来あるべき姿のグレンリベットなのではないか?」と、思わせるくらいバランスが良いです。

ボウモア6年 シャトーマルゴーフィニッシュ 46%/マーレイ・マクダヴィット

ボウモア6年 シャトーマルゴーフィニッシュ マーレイ・マクダヴィット

 これに関しては、以前の記事(ボウモア6年 シャトーマルゴーフィニッシュ)で紹介しましたが、やはり、アルコールが若すぎて、トゲトゲしいと言う一点に尽きます。

ポテンシャルは高いのは間違いないのですが……味まで企画品っていうのは勿体無いですね。

開栓直後よりも、半分くらい開いてから、コヤツのポテンシャルが光ってきます。

でも、やっぱりアルコールは、トゲトゲしいです。

ピアレスコレクション・ボウモア1982年(~2009年) 26年熟成 54.8% カスク№85065/ダンカンテイラー  

ピアレスコレクション ボウモア1982 26年 54.8% 

このピアレスコレクションのボウモアは、数ある1982のピアレスコレクションのボウモアの中でも、かなりパヒュミーな物らしく、開栓直後でも、パヒューミー全快でした。

80年代のボウモアを代表するくらいパピューミーなのだろう、と思わせるくらい、特徴的な香りを持っていますが、クリーミーな甘みと、モルティな甘み、そして、適度なアクセントとなるピーティさとほのかな潮気、熟成感とバランス良さが相まって、確かに度数は強いですが、度数ほどアルコールを感じさせない仕上がりとなっています。

この香りを嗅いだとき、学生時代に、宇都宮の老舗バーである『シャモニー』で、ボウモアのクラレットを飲み、その時にボウモアのモルト(加熱処理してある大麦麦芽)そのものを食べさせてもらったときの記憶が蘇りました。

なぜなら、本当にそのモルトが、そのままシングルモルトになったよな味わいと香りで、なんとも懐かしかったです。

実は、今回のシングルモルトウィスキーを愉しむ会では、このピアレスコレクションのボウモア1982が一番人気でした。 

正直、かなりマニア向けな逸品でしたが、意外にもこの個性は、普段シングルモルトを召し上がらない方にも、受け入れられたので、驚きともにちょっと嬉しかったです。

マッカラン FORTIES 40%/オフィシャル

マッカランFORTIES

40年代のマッカランの味を再現した、ちょっとマニアックで低価格の、ちょっと前の限定オフィシャルのマッカランです。  

ハッキリ言って、そんなに好きじゃないです(苦笑)

アルコールが若い、オレンジやグレープフルーツの皮のような苦味を持ち、マッカランにしてはピィーティで、シェリーの感じが弱く、奇異な存在かと思います。

1940年代は、戦争の年代ということで、シェリーの空き樽が手に入りにくく、その上、麦芽を加熱するための燃料である石炭なんかが手に入らず、ピートを多く用いていたようで、その味を再現したとの事ですが、明らかに熟成年数が若い原酒を使っているようで、平均すると10年も熟成していないかもしれません。

スペイモルト(フロム)マッカラン1969年 46% ボトリング2009年 CASK No.9368/ゴードン&マクファイル

スペイモルト・フロム・マッカラン1969(~2009) ゴードン&マックファイル

虎の子を開けちゃいました( ̄∇ ̄;) ハッハッハッ……(泣)

なんだかんだ言って、旨いですね。明らかにシェリー熟成で華やかですが、決して派手ではなく、甘すぎず、熟成年数から生じる深みを感じます。でも、アルコールは全然シャキッとして、アルコールに枯れた感じはありません。

くわしくは、こちらの記事(スペイモルト(フロム)マッカラン1969)を御覧下さい。

 お客様の反応は上々でした。

ボトルは以上ですが、会の締めに鯛茶漬けを頂きました…これが旨いの何の…。ご馳走様でした。

お陰さまで、会はうまくいきましたが、大赤字!(汗)

でも、たくさん金額をとると、来てもらえないし、どうすりゃいいんですかねぇ。

まぁ、これも、シングルモルトウイスキーの魅力をより多くの方に知ってもらうタメなので、またいつかチャンスが有れば、また別の企画で、会を催したいと思います。