ウィスキーエキスパート試験対策 第2章~勉強法と参考書~

今回は、ウィスキーエキスパート試験対策の勉強法と教材について、ご説明します。

まず、勉強法には、いろんなやり方があると思いますが、最初に過去問集をやりましょう。過去問集は、スコッチ文化研究所の販売サイトから購入できます。また、平成22年12月現在、20年、21年、22年分は、まだ過去問集の冊子になっていないので、スコッチ文化研究所の過去の季刊誌(会報)を購入しましょう。問い合わせれば、どの号を買えばいいのか、教えてもらえるはずです。

知識もあまりにないのに過去問を解くなんて……と思われる方もいるかも知れませんが、全然構いません。いきなり解いてください。

在り来たりの話なので、詳しくは申しませんが、孫子の兵法の有名なものの一つに『敵を知り、己を知れば、百戦危うからず。』という教えがありますが、過去問解くということは、まさにこれに当たります。

別に、10点でも20点でも構いません。点数が悪すぎてショックを受けても構いません。

まず、どんな問題が出てきて、どういう知識が必要で、自分がそれに対してどれくらいの実力を持っているのか、また、どんな勉強がどれくらい必要なのか自身の手で確認してください。

一人ひとり、得意なウィスキーの生産地、分野、知識レベル、ウィスキーに対する経験値は、当選違うので、自分自身で現状を把握することが、合格への何よりもの近道です。

本やテキストを丸暗記するのもいいですが、『試験に合格する』という点に於いては効率が悪いので、程々にしておいた方がいいと思います。※ウィスキープロフェッショナルの試験では、逆に丸暗記が必要になります。
ですから、くどいようですが、まずは過去問を解いてください。そこから、道が開けます。

次に 、必要なのは、ウィスキーコニサー資格認定教本の最新版です。平成22年12月現在では、2010年版の上・下巻が発売されていますので、スコッチ文化研究所の販売サイトから、こちらも購入しましょう。

比較的、ごっつい参考書で、濃い内容となっており、調べ物をするのにも非常に重宝します。
何よりも、まずこれが一番重要な参考書となります。

んで、勉強する順番は、①スコッチの製法(ジャパニーズを含む)、②スコッチの個別の蒸留所や銘柄、ブレンデッド、所有者、ボトラーズなどに関して、③スコッチに関する歴史、④スアイリッシュ全般、⑤アメリカン全般、⑥カナディアン全般、⑦ジャパニーズの歴史など、地図問題要対策でいいかと思います。

順番の理由は詳しく述べませんが、点数配分と問題の順番、馴染みやすい知識であるかなどを勘案して決めてみました。べつに、この順番にこだわる必要は有りませんので、お好きな順番でも構いません。

そして、個々のモルト蒸留所の知識や情報に関しては、『シングルモルトウィスキー大全/土屋守氏 著』を読んで覚えましょう。こちらも調べ物には最適です。

あと、参考書とは言えないですが、大手ネット酒販サイトを定期的に観るのもいいかもしれません。(※例えば、リカーハウスハセガワ、シングルモルトナビ、河内屋、信濃屋など。)

なぜなら、試験問題には、その年に新しくリリースされた、変わり種のボトルやそれをリリースした蒸留所に絡む問題が頻繁に出題されるからです。例えば、アードベッグだとオールモストゼア、ブラスダ、スーパーノヴァ、カリラだと8年アンピーテッド、ブルイックラディ蒸留所のポートシャーロット、オクトモア、ダルモアのキングアレキサンダー3世など、特徴的な個性、名前(歴史的な意味合い)を持ったものは、狙われやすいので常に知識のアンテナを立てておく必要があります。

もちろん、シングルモルトを頻繁に取り扱う酒屋さんやバーテンダーさんは、敢えてそれをやる必要はないと思います。

さらに、蛇足です、余力があれば、ウィスキープロフェッショナルの過去問集もやっておくといいと思います。

かなりマニアックな問題も散見されますが、基本的な部分は、選択式か筆記式の違いなので、決して無駄になりません。

というよりは、むしろ、筆記で答えることにより、製法などのポイントが把握でき、非常に良い勉強材料になると思います。

ただし、もちろんそれなりの時間のかかってしまうので、時間や余力がある方か、もしくは、高得点を狙って安全に合格したい方が行うべきでしょう。

とりあえず、この4組があれば、基本的に全く問題ありません。

あと、世界地図が必要だったりするのですが、それは、あとの章で述べます。

※画像は、スコッチ文化研究所ショッピングサイト(xc530.eccart.jp/p797/)より転載。
スコッチ文化研究所より許可を受けて掲載しております。