inseason 【初心者向け】TPOに合せたウイスキーの飲み方

【初心者向け】TPOに合せたウイスキーの飲み方

ウイスキーの飲み方について理解しよう

はじめに

この記事はウイスキーの初心者を対象に、ウイスキーをどの様に飲んだら良いのか、TPOや季節に併せてどの様に飲めば良いのかについてお伝えします。

あくまでも、私のオススメの飲み方や考え方、楽しみ方なので、飲み手の方の自身の好みなどを考慮して、自分なりに楽しむためのヒントにしてください。

飲み方については、難しい部分が多く、一言で括って話しづらい部分が多く、多少なりとも語弊がある部分もありますが、ざっくりと捉えて、自分自身で試して、自分に合った飲み方を見るけることが肝要です。

ある程度経験が増えると、これはこうやって飲んだほうが良さそうだ!というような見立てが出来るようになってくるので、兎にも角にも試してみましょう。

ストレート

ストレートは英語のSTRAIGHTのことであり、ウイスキーを割ったり氷を入れたりせず、そのまま飲む飲み方です。

それに掛けて、オーダーの際に『まっすぐで』なんて注文する方も稀にいらっしゃいます。

また、ストレートを『ニート』と呼ぶこともあります。
イギリス英語でNEATは『生(き)のまま』を意味し、それが専門書やネットなどで拡散されて、広まっている感じはありますが、私は、基本的にストレートと言っています。

ストレートは、ある意味ウイスキーの基本的な飲み方であり、それと同時に、ある意味では一番難しい飲み方でもあり、非常に奥が深いです。

グラスに関しては、いわゆるテイスティングやショットグラス飲む場合が多いですが、ロックグラスに注がれることもあります。

少量ミネラルウォーターを、スポイトやスプーンなどでごく少量加水して、香りを立たせたり、香味を開かせたりして飲むこともあります。
ただし、この場合、物によっては変化が起きても、もともと繊細のものだと個性が乏しくなったり、バランスが崩れたり、飲みごたえが失われたりというデメリットもありますので、闇雲に加水すれば良いわけではなくて、度数が高いものや開けたてで香味が取りづらいものに対して行うという感じに留めるべきだと思います。

『加水して開かせるのが通の飲み方だ!』』とおっしゃる方も、一部でいらっしゃるようですが、前述の通り、良いことばかりではないので、したければすればいいし、したくなければしなくていいです。

私自身、昔は、加水して飲むこともしばしばありましたが、現在は、バーで飲むときは殆ど加水しません。
もし、硬いとか度数が高いと思ったら、ゆっくりと時間を掛けて飲みますし、場合よっては、開くのを待つために、次のボトルを先に飲むこともありますし、本当に硬いものだったら、時間を置いて改めて別の機会に再度飲みます。

ストレートの良いところ

  • 商品としてのそのままの香味が楽しめる
  • 個性をつかみやすい
  • 飲みごたえがある
  • グラスの中での変化を感じやすい
  • 寒い季節は、体が温まりやすい

ストレートのあまり良くないところ

  • 初心者の方や、体質によってはアルコール度数が高くて飲みづらい
  • 食事に合わせづらい
  • 食道や胃に負担がかかりやすい
  • 暑い季節では飲み進めづらい

ストレートが適した場合の例

  • 高級なウイスキーや貴重なウイスキーを楽しむとき(特にシングルモルトやバーボンなど)
  • 食後などにゆっくりと時間を掛けて楽しみたいとき

ストレートで飲むときのグラスは?

よく質問されるのですが、グラスはウイスキー用のテイスティングを使用したほうが良いです。

ワイングラスを代用しても大丈夫な場合もあるのですが、ワイングラスの多きやさ形状によっても大きく香りが変わりますし、度数が高く、若くてアルコールが立つものだと、かえって香りが取りづらく感じる場合もあるので注意が必要です。

初心者の方へのオススメのテイスティンググラスは、グレンケアンのブレンダーズグラスです。
1脚1,000円前後で買えますが、ウイスキーのテイスティンググラスとしては丈夫な方で、足が短くて太いため折れたりするリスクもないです。

もちろん、丈夫なだけでなく、香りも味も問題なく取れますし、私自身、自宅のテイスティングでは、このグレンケアンのグラスを標準のグラスとして用いています。

スコットランドの蒸留所見学でも、テイスティング用やお土産用としても、このグレンケアンのグラスがしばしば使われています。

高級なリーデルのコニャックグラスなどのグラスも非常に良いのですが、自宅飲んで、酔った状態で洗おうとすると、ぶつけたり落としたりして割ることもありますし、家族が壊してしまうこともあります。

そのグラスが1,000円くらいのものであればショックが小さくて済みますが、数千円もする高級なグラスの場合だと精神衛生上よくないです。

グラスは割れるもの、消耗品であるということは絶対に忘れないでください。

なので、初心者の方でしたら、まずはグレンケアンから始めて、お金をかけてこだわりたい方はリーデルのコニャックグラスあたりを使用したり、しっくりくるグラスが見つかるまで、試しながら探してみるとよいと思います。

また、比較的リーズナブルな足の長いタイプのグラスをお探しの方は、ALCというサイトで販売されている三郎丸蒸留所 限定ブレンダ―グラスがオススメです。

◆三郎丸蒸留所 限定ブレンダ―&ディスティラリーグラス(税込1,899円)
wakatsuru.shop-pro.jp/?pid=152866034

ボウルが大き過ぎず、グラスがしっかりすぼまっているオリジナルのデザインで、香りがちゃんと留まり、ハーフ15mlくらいのすくない量であって、しっかりとテイスティングすることができるグラスで、足も持ちやすく、取り扱いもしやすいです。

ストレートで飲むのが正しい飲み方?

『ウイスキーはストレートで飲まなければならない!』という方が時たまいらっしゃいますが、そんな事は全く無いです。
ご自身がもっとも楽しめる飲み方を、自分で見つけてください。

ハイボール

ハイボールは、2000年代後半にサントリーが仕掛けたブームによって、よりポピュラーになった飲み方です。

なんというか、ビール代わりに飲めるし、ビールのような苦味が苦手な方でも飲めて、料理にも合わせやすい点が受け入れられているのかもしれません。

一般的に、ウイスキーと氷と炭酸という飲み方です。

ただ、氷を入れないスタイルだったり、レモンやハーブの有無などのスタイルの違いが合ったり、バーテンダーの方ですと、ベースのウイスキーや炭酸、氷、グラス、ステアの仕方や有無に関して、並々ならぬこだわりを持つ方が多くいらっしゃって、これまた奥が深いです。

最近では、タリスカーが、ブラックペッパーをかけて、スパイシーさを強調する飲み方を勧めたり、一時期、ブロガーなどを中心に痺れ山椒をかけるのも流行しました。

ハイボールの良いところ

  • 食事中でバーでも、幅広いタイミングで楽しめる
  • 度数が高いアルコールが苦手な方でも、比較的楽しみやすい
  • オールシーズン楽しめるが、特に夏の暑いときに合う
  • アレンジの幅がある
  • ストレートだと個性が強すぎるものが、和らいでバランスが取れたり、新たな良さが引き出される場合がある

ハイボールのあまり良くないところ

  • ウイスキーそのものの香味が薄まって、個性や特徴が分かりにくくなる
  • いざ自分で自宅で美味しいものを作ろうと思うと結構難しい
  • 氷と冷えた炭酸の準備が必要
  • ハイボールに向いているウイスキーとそうでないものとの見極めが難しい

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