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シングルモルト見習い、モルト侍に切られる!?
1月 7th
私事だが、実は、今度の成人の日がからむ連休中に、いろいろあって池袋に行くことになった。
メインイベントは、あのモルト侍氏がオーナー・バーテンダーをされている池袋のショットバー、ジェイズバーでロングモーンを飲むことだ。
その中でも最大のターゲットは、ゴードン&マクファイルのケルティックラベルのロングモーン。
ロングモーン43年 1965年ヴィンテージ / ゴードン&マクファイル(GM) ケルティックラベル OLD VINTAGE FOR JIS 44.4% Cask No.68 リフィルシェリーホッグスヘッド
※2つの写真は、輸入元のJISの販売資料より引用
『GMのケルティックラベルのロングモーンくらい地元で飲めよ。』と思ったそこの貴方、富山の惨状をご存じないだと思う。
残念ながら、富山の最大手の酒屋さんと、シングルモルトの取り扱い本数が富山で5本の指に入るバーのマスターに聞いても、ご存知である限りでは、富山でもGMのケルティックラベルを置いているBARはないそうだ。
なぜなら、この経済状況下で、マッカランの長期熟成物ならまだしも、仕入れ値で1本3万円近いロングモーンを富山のBARで経営的に効率良くさばく事が、非常に困難だからだそうだ。
でも、どうしても、その味を確かめたくて、ジェイズバーのマスターであるモルト侍氏にブログのコメント欄にて無理を言ってお願いしたところ、次の連休に『長熟ロングモーンまつり』なる祭りを開催してくださる事となった。
モルト侍氏のお心遣いには、感謝感激雨あられ。ヒデキ感激である。
もちろん、ジェイズバーに伺ったら、そのことを記事にし、恥ずかしながらテイスティングノートもアップしようと思っているので、ご期待あれ!
久しぶりに、遠足前の小学生のような気持ちでいる自分が可笑しい。本当に楽しみだ。
シングルモルトウィスキーを楽しむ会 後編
12月 7th
先日のシングルモルトウイスキー楽しむ会 前編の続きです。
下の写真で立っているのがモルト見習いです。
お腹が出ているのはご愛嬌ということで……食べることと飲むことことしか楽しみが無いんです。
タバコ、女、ギャンブル、ゴルフ、車など、そういう大人の遊びは、全然やりませんので、許してくださいf(´-`;)ポリポリ
そんなことは、置いておいて…そのぞれの味の話を…。
グレンリベット12年 フレンチオークフィニッシュ 40%/オフィシャル
↑一見、一昔前の普通のグレンリベット12年ですが、フレンチオークフィニッシュとなっています。樽のことは詳しくわかりませんが、コニャックの熟成で用いるフランスのリムーザンオーク(コモンオーク)樽で熟成させているものらしいです。
味はというと、現在のスタンダードの12年と比べると、まず色が明らかに濃いです。そして、味わいや香りも強く出ています。リンゴや洋梨のが熟れた香り特徴的で、スタンダードよりも、ずっと香りが表に出てくるが、口に入れると、あたりが柔らかい。スタンダードなグレンモーレンジ的に”ふにゃん”とアルコール感を包み隠してソフトランディングしてきます。
ただし、開栓して間も無いせいなのか、安い日本酒のよう二日酔いを想起させる甘ったるいエグ味というか雑味のような物を感じます。
そのエグ味や雑味は、グレンモーレンジ10年のオリジナルのフィニッシュに似ていて、アルコールを感じさせずあたりが柔らかいだけに、余計に気になります。
グレンリベット16年 ナデューラ 59.7% バッチ№0407C/オフィシャル
旨い。
主観の問題ですが、このグレンリベットは、ハッキリ言って旨いです。
バッチによって若干アルコール度数が異なるナデューラだが、これは高めの59.7%となっています。
ナデューラは、英語で言うところのナチュラル(自然)という意味で、カスクストレングス、ノンチルフィルターの商品となっております。
そのせいなのか、グレンリベットに感じる物足りなさはなくて、スタンダードの12年に足りないものを補って、増強させたような仕上がり。
流石にアルコールのパワーを感じるものの、決して荒削りではなく、「もしかすると、これが本来あるべき姿のグレンリベットなのではないか?」と、思わせるくらいバランスが良いです。
ボウモア6年 シャトーマルゴーフィニッシュ 46%/マーレイ・マクダヴィット
これに関しては、以前の記事(ボウモア6年 シャトーマルゴーフィニッシュ)で紹介しましたが、やはり、アルコールが若すぎて、トゲトゲしいと言う一点に尽きます。
ポテンシャルは高いのは間違いないのですが……味まで企画品っていうのは勿体無いですね。
開栓直後よりも、半分くらい開いてから、コヤツのポテンシャルが光ってきます。
でも、やっぱりアルコールは、トゲトゲしいです。
ピアレスコレクション・ボウモア1982年(~2009年) 26年熟成 54.8% カスク№85065/ダンカンテイラー
このピアレスコレクションのボウモアは、数ある1982のピアレスコレクションのボウモアの中でも、かなりパヒュミーな物らしく、開栓直後でも、パヒューミー全快でした。
80年代のボウモアを代表するくらいパピューミーなのだろう、と思わせるくらい、特徴的な香りを持っていますが、クリーミーな甘みと、モルティな甘み、そして、適度なアクセントとなるピーティさとほのかな潮気、熟成感とバランス良さが相まって、確かに度数は強いですが、度数ほどアルコールを感じさせない仕上がりとなっています。
この香りを嗅いだとき、学生時代に、宇都宮の老舗バーである『シャモニー』で、ボウモアのクラレットを飲み、その時にボウモアのモルト(加熱処理してある大麦麦芽)そのものを食べさせてもらったときの記憶が蘇りました。
なぜなら、本当にそのモルトが、そのままシングルモルトになったよな味わいと香りで、なんとも懐かしかったです。
実は、今回のシングルモルトウィスキーを愉しむ会では、このピアレスコレクションのボウモア1982が一番人気でした。
正直、かなりマニア向けな逸品でしたが、意外にもこの個性は、普段シングルモルトを召し上がらない方にも、受け入れられたので、驚きともにちょっと嬉しかったです。
マッカラン FORTIES 40%/オフィシャル
40年代のマッカランの味を再現した、ちょっとマニアックで低価格の、ちょっと前の限定オフィシャルのマッカランです。
ハッキリ言って、そんなに好きじゃないです(苦笑)
アルコールが若い、オレンジやグレープフルーツの皮のような苦味を持ち、マッカランにしてはピィーティで、シェリーの感じが弱く、奇異な存在かと思います。
1940年代は、戦争の年代ということで、シェリーの空き樽が手に入りにくく、その上、麦芽を加熱するための燃料である石炭なんかが手に入らず、ピートを多く用いていたようで、その味を再現したとの事ですが、明らかに熟成年数が若い原酒を使っているようで、平均すると10年も熟成していないかもしれません。
スペイモルト(フロム)マッカラン1969年 46% ボトリング2009年 CASK No.9368/ゴードン&マクファイル
虎の子を開けちゃいました( ̄∇ ̄;) ハッハッハッ……(泣)
なんだかんだ言って、旨いですね。明らかにシェリー熟成で華やかですが、決して派手ではなく、甘すぎず、熟成年数から生じる深みを感じます。でも、アルコールは全然シャキッとして、アルコールに枯れた感じはありません。
くわしくは、こちらの記事(スペイモルト(フロム)マッカラン1969)を御覧下さい。
お客様の反応は上々でした。
ボトルは以上ですが、会の締めに鯛茶漬けを頂きました…これが旨いの何の…。ご馳走様でした。
お陰さまで、会はうまくいきましたが、大赤字!(汗)
でも、たくさん金額をとると、来てもらえないし、どうすりゃいいんですかねぇ。
まぁ、これも、シングルモルトウイスキーの魅力をより多くの方に知ってもらうタメなので、またいつかチャンスが有れば、また別の企画で、会を催したいと思います。
スペイモルト・マッカラン1969~2009
10月 23rd
スペイモルト(フロム)マッカラン1969
ボトラーズ:G&M(ゴードン&マクファイル)
ボトリング:2009年
アルコール度数:46%
樽:シェリー樽のファーストフィル(シングルカスク、ノンチルフィルター)
カスクナンバー:9368
スペイモルト・マッカラン1969
今年、ネット通販の世界では、ひそかに話題に挙がっていた、この日本向けマッカラン1969。
無理して買いました……2本…。
これの以前に販売されていた、カスク違いのものが良かったらしく、この樽のものもあっという間にネットからは姿を消して、今は、JISさんが煽って(?)、色んなお店がこぞって1970ヴィンテージを販売していますね……買わないですけど。
むしろ、買えないですが(涙)
スペイモルト・マッカラン1969
写真の1969の話に戻りますが、約40年熟成もので、オフィシャルでこのスペックなら、まず買える値段ではありませんでしたが、これがボトラーズのコストパフォーマンスで、どうにか買える値段でした。
“どうにか”ですが…。
一本は、ある方のお祝いで差し上げ、もう一本は未開封で自宅にストックしてあります。
差し上げたときに、開封直後のものを飲ませて頂きましたが、正直言って………。
感動はしませんでした。ただ、開栓して時間が経つと、化けるかもしれません。
マッカランって、本来はしっかり味がして、まとまってて、骨太なんだ~。確かにシェリー。
って感じです。そういう意味ではすごく勉強になりました。
涙を流して、絶賛するべきものとは思いませんが、現行のオフィシャルマッカランとは、まったく違って、芯が通って適度にどっしりしていました。
おまけに、シェリー香に嫌味がないです。
ただ、その時、幸か不幸か、同じくスペイモルト・マッカラン1967~2008(※43%で、これは日本向けではないようです)を、1969(※おまけに1999も)と、同時にプレゼントし、3本をいっしょに飲んでおり、1967に1969が負けていました。
※写真は携帯で撮ったもので、おまけに逆光で、キレイに撮れませんでした。ごめんなさい(汗)
左のものが、1999で、圧倒的に色が薄いです。
恐らく真ん中が、1967で右が1969だと思います。
1967の方が圧倒的に、華やかで、グラマラスでした。
グラスに注いだ瞬間は、非常に大人しかったのですが、少しグラスを揺らすと、一気に花が咲きました。
平べったい表現ですが、すごく落ち着いた上品なブランデーのように華やかだと言うとわかり易いでしょうか。
記憶が曖昧なので、断言は出来ませんが、ベクトルとしては、昔飲んだ、オフィシャルのマッカラン18年のグランレゼルバが近いかもしれません。
これも、開栓して時間が経てば、さらに香りが開きそうです。
ポテンシャルが高杉晋作です………なんでもないです。
でも、感心しましたけど、感動はしなかったです(苦笑)
あくまで、好みの問題だと思いますが。
ちなみに1999~2008も、系統は異なれど美味しかったですよ。
ちょっとピートが効いていて、かなりモルティでした。
ポン菓子から、砂糖の甘みを除いた香ばしい香りというか。
これは、1967、1969以上にオフィシャルからかけ離れていました。
マッカランは、奥が深いです。
っていうか、自分のコメントが浅いです。ごめんなさい。
※スペイモルト(フロム)マッカランのその後はこちらの記事で!
