スペイサイド

タムデュー1989 19年 57.1% シェリーカスク / ダグラスレイン オールド&レア

タムデュー1989 19年 57.1% シェリーカスク / ダグラスレイン オールド&レア 
 
有数のボトラーズである、ダグラスレインの最高級ブランドのこのオールド&レア(OLD&RARE)シリーズです。 
 
タムデューを飲むのは、初めてだったのですが、素敵です。 
 
落ち着いた大人な感じです。 
タムデュー1989 19年 57.1% シェリーカスク / ダグラスレイン オールド&レア 

  
色:濃い赤み。※写真の通り粘土が高く、グラスの内側を流れる涙が長い。

香り:落ち着きがある豊かなドライフルーツ感、酸っぱくないよく熟したレーズン、うるさくないが複雑、麦芽感のあるお菓子。

味:上品なシェリー由来の甘みやコクがしっかりしている、余韻が豊かで綺麗、ほんの微かに麦芽の甘みや牛乳を沢山つかったクッキーの用な甘みが残る。 

総評:非常に上品で美しいシェリー樽熟成のお手本の様な逸品。酒質自体は、個性のあるタイプではないようだが、その分、シェリー樽の非常に良い影響を受けている。引っ込み思案でもコテコテでもない、適度なシェリー感が素晴らしい。素直な酒質にシェリーがうまくマッチしている。 バーのマスターが、『ナイトキャップにするか、シガーに合わせると素敵だろうねぇ。』とおしゃったが、全く同意。落ち着いた大人向けの一本です。
 
タムデュー1989 19年 57.1% シェリーカスク / ダグラスレイン オールド&レア

シングルモルトを知る@ジェイズバー(池袋)番外編2 OMC マッカラン30年ラムカスク/ダグラスレイン60周年記念ボトル

ダグラスレイン60周年記念 オールドモルトカスク(OMC) 

マッカラン30年 ラムカスク(ラムフィニッシュ) 51.3%(シングルカスク・カスクストレングス、ノンチル、ノンカラーリング) 216本ボトリング

OMC マッカラン30年今回は、著名なボトラーズの一つであるダグラスレイン60周年記念のマッカラン30年ラムカスク(ラムフィニッシュ)について書きます。

実は、自分がジェイズバーへ、ますの寿司と共にお土産として持ち込んだのが、このマッカラン30年で、モルト侍氏への尊敬と感謝の念を込めて、差し上げました。

その場で、一杯頂いたのですが、完全に王道のマッカランとは、かけ離れた、酒質が軽くてフワっと丸く甘いモルトでした。

色は、薄く、黄色味掛かっていました。甘いと言っても、シェリーの甘さとは違った、軽い麦芽感と砂糖っぽい甘さが強いです。

ラムカスク(ラムフィニッシュ)というのも頷けます。

モルト侍氏は、「わた菓子」と表現されていたのですが、非常に解りやすいドンピシャな表現だと思います。 
  
OMC マッカラン30年ラムカスク/ダグラスレイン60周年記念ボトル オールドヴィンテージの、シェリー樽で長期熟成させたマッカランの様などっしりした飲みごたえはありませんが、これはこれでイレギュラーなマッカランとして、非常に面白いと思います。
 
ただ、コストパフォーマンス的には……微妙かもしれません(苦笑)
 
もし、シェリー感たっぷりのマッカランらしいマッカランが好きな方は、ゴードン&マクファイル(GM)のスペイモルト(フロム)マッカランの長期熟成物を購入された方が良いと思います。

あくまで、このOMCのマッカランは、王道のマッカランに飲み飽きて、変わり者が欲しい方にオススメします。ただし、過度な期待は禁物です(笑)

 
※実際に飲んでいる写真が無くて申し訳ありません。お土産なので、写真に撮るのもどうかと思ったもので……。

OMC マッカラン30年ラムカスク/ダグラスレイン60周年記念ボトル

シングルモルトを知る@ジェイズバー(池袋)その5 ロングモーン1965/GM ケルティックラベル偏

先日の記事のさらなる続編その5です。

池袋のJ’s BARには、長熟ロングモーン祭りが目的で伺いました。

ついに、ロングモーンについて書きます。

最初に断っておきますが、右のGMのケルティックラベルの41年ものは飲んでいません。ただ、ラベルのデザインがある時を境に変わっているとの説明のためにモルト侍氏が見せてくださいました。ラベルの中央の表記が、真ん中と右のボトルでは、変わっていることをお分かりいただけますでしょうか?

ゴードン&マクファイル(GM))ケルティックラベル・ロングモーンと信濃屋オリジナル・エンジェルズシェア
長熟ロングモーン祭りの5本はこちらです。

1.ロングモーン 1998年 11年 46%/ エクスクルーシヴ・レンジ 

2.ロングモーン 1994年 13年 46% / ダンベーガン 

3.ロングモーン 25年 40% / ゴードン&マクファイル(GM)

4.ロングモーン1975年 34年 41.8% ホッグスヘッド(※総ボトリング53本)/ 信濃屋オリジナル エンジェルズ・シェア

5.ロングモーン1965年 43年 44.4% カスクNo.68 リフィルシェリーホッグスヘッド / ゴードン&マクファイル(GM) ケルティックラベル 
 

まず、味が云々の前に、1~3のボトルの写真がないことをお詫びしますm(@´_`@)m

写真を取るのを忘れていました(汗)

まず、1~2ですが、このラインナップにはない、GMの12年の方がバランス良く、好みだというのと、特筆するほどの個性を感じ取ることができなかったというのが正直な感想です。

 
次に、3のGMの25年ですが、ここから一気にジャンプアップします。

全く、1や2とは、飲みごたえや深みが違います。

まず、第一印象は、適度なボディとミント(ハーブ)の香りや臭めの香辛料の印象が強く、しばらくすると、香りが解れてきて、徐々にクリーミーな方向へと変化していきます。落ち着いたころには、コンポタージュの生クリーム感やミルクを思わせる香りが支配的でした。 

長期熟成ロングモーン3杯
その次に、メインのひとつの4ですが、こちらは、飲み手にかなり評価が分かれると思います。

『透明感がある』と捉えるか、『水清ければ魚棲まず』と捉えるのか、これは好みの問題だと思います。

そもそも、このボトルはリフィルホッグスヘッドで熟成させていたにも関わらず、フルカスクで53本しか取れなかったという、不思議な(怪しげな)逸品なのですが、情報をまとめると、恐らく、堕天使が樽を逆さにしてラッパ飲みした………わけではなく、樽からの液漏れであろうとのことでした。

印象は、フルーティで、長熟なモルトに感じられる樽の木香が感じられますが、非常に繊細で、味が透き通っていて、静かで、軽く、ゆっくりフェードアウトしていきます。

軽いと言っても、ローランドモルトのような軽さではなくて、少しばかり熟成が進み過ぎたことによる軽さのように思います。

お酒であることを変に意識させず、冷たい湧き水を現地で、手ですくって飲んだような透明感のある味わいです。

『陰』と『陽』なら、どちらかと言うと、『陰』のイメージが強いです。(※決してネガティブな意味ではないです。)  

 
 
大トリは、5のGMのケルティックラベルのロングモーン1965年 43年熟成です。

このロングモーンは、フルーティはフルーティでも、明らかに南国フルーティ系。キャンベルタウンロッホ10周年のボウモア1993ほど熟したマンゴー全開ではないですが、明らかにマンゴーの要素は感じられます。

表現出来無い複雑な要素が、たくさんありますが、決してボディが重い訳ではなく、穏やかな印象で、意外にもスッキリしています。

長期熟成のロングモーンの2つ(4と5)に共通して言えることは、決して重くなく、複雑だけれどもうるさい訳でなく、スッキリしている点でしょうか。

4と5は、明らか違う味わいを持っていますが、ベクトルというか芯としてもっている方向性は、大きく違わないような気がします。

 
ただ、正直な事言うと、GMの25年のコストパフォーマンスを評価すべきだと思いますし、値段の点だけではなく、味わと言う点でも多くの人に受け入れられるバランスや飲みごたえは、もっと賞賛されてしかるべきだと思います。