ハイランド
ブローラ1982 14年 / ケイデンヘッド オーセンティックコレクション
3月 11th
ブローラ1982 14年 ボトリング1997 60.6%/ ケイデンヘッド オーセンティックコレクション
まぁ、暴れん坊です(笑)
アルコールのパンチ力が半端ではありません。14年熟成していますが、
かなりヤンチャです。
歴史的なことはあまり詳しくないので端折りますが、クライヌリッシュとブローラは特殊な関係です。
ブローラと呼ばれることとなった蒸留所の名前が元々クイヌリッシュで、後にその元々のクライヌリッシュ蒸留所の近くに作られた新しい蒸留所をクライヌリッシュ蒸留所とし、それに合わせて元々のクライヌリッシュ蒸留所がブローラ蒸留所と改めたらしいです。
自分で書いていて、めちゃくちゃ混乱しましたが、とにかくそういうことらしいです。 わかりにくくて申し訳ありません。
そして、その後、シングルモルトスコッチの魔の年でもある1983年にブローラのみ操業を停止しています。
ちなみに、ポートエレン蒸留所の操業停止と同じ1983年5月の事です。
それ以上の事は、シングルモルトウィスキー大全をご覧下さい(汗)
味や香りはと言うと、正直な事を申し上げて、スパイシーでパワフルなアルコール感が強すぎて……圧倒されてしまいました。
本当にスパイシーで、キルホーマンのニュースピリッツなんかと比べても、断然飲みづらいです。
単にアルコール度数が高いというよりは、アルコールの質の問題だと思います。
熟成年数が14年あるにもかかわらず、熟成感をほとんど感じさせないヤンチャぶりで、ニューポットっぽい雑味やえぐみの様なものはあまり感じませんが、美味しいとか不味いとかは別にして、とにかく飲みづらい(笑)
本当に舌が、口が、喉が熱くなりました。
もしかすると、オフィシャルのカリラのカスクストレングスなんかよりも、ビリビリとして激しいかもしれません。
味も香りも、スパイシーでパワフルなアルコール感を除いて考えると、軽いレモンに近い柑橘系の香りを微かに感じするくらいで、アルコール意外の個性は薄いかと思います。
まぁ、どうであれ、アルコールのスパイシーさとパワーは、尋常ではないです。
あと、あまりに飲みづらいので加水しようかと思ったら、バーのマスターに、
『このブローラは、加水しても単に伸びる(※薄まる)だけだから、加水しても意味ないよ。』
と、言われましたので、頑張ってストレートで頂きました。
ちなみにバーのマスター曰く、
『ブローラは、最低でも20年熟成させないと本当の良さが出てこないモルトだよ。』
とのことでしたが、長熟のブローラは、いきつけのお店に無いそうです……。
長熟の魅力的なブローラに出逢いたいです(涙)

グレンドロナック15年 40%/旧オフィシャルボトル
2月 24th
グレンドロナック15年 (シェリー樽) 40%/ オフィシャルの旧ボトル

タイトルの通り、ちょっと前の15年のグレンドロナックの旧ボトルです。
12年のオリジナルが、スタンダードとなる前のスタンダードだと聞いています。
現在は、15年は15年でも、15年リヴァイヴァルとして新しいオフィシャル物が販売されていますが、味わいも別物です。
どちらも、15年のシェリー熟成のモルトとして秀逸ですが、リヴァイヴァルの方が若干、ボディが太くて、しっかりとシェリー感が出ています。リヴァイヴァルは、コテコテシェリーではありませんが、しっかりとシェリーを感じさせて、まとまりもあり、いい意味で解りやすいシェリー樽熟成のモルトです。
一方、こちらの旧ボトルの15年は、どちらかというと、ほっそりとした美人です。開封して、若干時間が経っているせいもあるかもしれませんが、ややライトボディで、リヴァイヴァルと比べれば明らかにライト。
シェリー樽由来の甘みやフルーティーさは、リヴァイヴァルの方がしっかりしていて解りやすいですが、旧ボトルは香りが洗練されていて、香りやボディに無駄な肉付きを感じさせません。
シェリー由来の品良く香るベリー系やドライフルーツのフルーティーさのあと、ほんのり微かに香木や化粧品ようなニュアンスまとった複雑だが軽いピートのアクセント。
おまけに、心地よい余韻。
『昔はよかった』っていうのは寂しいですが、スタンダードボトルとして、非常に素晴らしいと思います。
マッカランにしろ、ボウモアにしろ、『昔のほうが良かった』って思ってしまうのは、気持ちの問題なのでしょうか?
シングルモルトを知る@ジェイズバー(池袋)番外編1 シングルグレーン川崎/イチローズ チョイス
2月 4th
今回は、番外編ということで、池袋のJ’s BARにお伺いした際の番外編として、ちょっと脱線した感じで、書いていきたいと思います。
タイトルの通り、今回はシングルグレーンウィスキー『川崎』に関して書きたいと思います。
こやつは、注目のベンチャーウィスキー社からリリースされているグレーンウィスキーで、今は亡き川崎蒸留所で蒸留され、山梨の貯蔵庫にてリフィルシェリーバットにて熟成され、秩父蒸留所にてボトリングされた貴重な長期熟成のシングルグレーンウィスキーです。
おまけに、カスクストレングス、ノンチルフィルタード、ノンカラーリングです。
ヴィンテージにより色が違い、いずれも非常に濃い赤色系で、記憶が確かなら1976年ヴィンテージの赤みが、濃かったように思います。3本同時に見たわけではないので、間違っていたらすみません(汗)
ヴィンテージは1976年、1981年、1982年の3つがリリースされていますが、幸運にも前者の2本はジェイズバーで、後者の2本は東京駅のリカーハウスハセガワさんで試飲させていただくことができました。
グレーンウィスキーだからだと思いますが、表記は『イチローズ モルト』ではなく『イチローズ チョイス』となっています。
能書きはともかく、肝心な味ですが、1976と1981をジェイズバーで頂きましたが、非常に素晴らしいと思います。共に、ボトルの残量が残り数杯という状態でしたが、シェリー香りが全開で、アルコール感と共に香りが、どっと突き上げる印象を受けました。
そして、ビンの残量の問題か、それとも熟成年数の方が問題かは分かりませんが、1976の方が若干香りが丸く、1981の方が若干香りが硬く感じられました。
やはり、グレーンウィスキーということで、本来の酒質は、良くも悪くもモルトウィスキーの様な複雑やさ、香りと甘みの豊かさが、少々物足りなく、線も決して太くない印象ですが、そこの乗っかっている圧倒的なシェリー感が非常に素晴らしいです。
関西弁で言うところの『えげつなさ』が無いわけではないが、寛容な気持ちでそれを受け入れたくなる個性があります。
カウンターの隣で、1976ヴンテージを召し上がっていた男性がおっしゃるには、「開栓直後は飲みづらかったけれど、残量が減るにつれて、美味しくなったよ」とのことで、最初の内かなりえげつなかったことが想像出きます。
と言うのも、どうやら、この川崎グレーンは、最終的にはリフィルシェリーバットで長期間熟成されていたものの、そもそも、その前にバーボンの空き樽で熟成されていたらしく、複雑さや飲みづらさは、もしかするとシェリー樽の影響もさることながら、バーボン樽の影響も大きく受けているからかもしれません。
また、東京駅のリカーハウスハセガワでは、1982ヴィンテージを試飲しましたが、残量がボトルの半分くらいの状態で、ハッキリ言って飲みづらかったです。
シェリー樽由来の飲みにくさと言うよりは、ブランデーとバーボンを混ぜたように、香りも味もシングルモルトではあまり考えられないくらいの華美でパンチがあり、『えげつなさ』全開でした(汗)
ただ、この1982ヴィンテージも、残量がかなり減って酸化が進めば、雑味が薄れて、シェリー感がうまく前に出てくるような、そんな期待がもてる味わいでした。
~蛇足~
ちなみに、富山のお世話になっているBARには、この1982ヴィンテージをリカーハウスハセガワで購入して、お土産にしました。
実は、モルト侍氏におすすめ頂いたダンベーガンの1990ヴィンテージ(17年熟成・46%)のクライヌリッシュと迷ったのですが、敢えて、奇を衒って、川崎1982を選択しました。
富山では、なかなか、ここまで長期熟成のシングルグレーンを飲めないですからね。差し上げたお店のマスターには、「シングルモルト好きよりも、バーボン好きな人に向いていると思います」と言って、差し上げています。
ただ、ダンベーガンのクライヌリッシュが心残りで、かなり素晴らしいクライヌリッシュでした。
シェリー樽熟成ですが、決してそこまで個性的な物でも、自己主張が強いものでもありませんが、海や磯っぽさが出ていて、適度にピーティでクライヌリッシュらしいという点では、非常に素晴らしい出来だと思います。後日、ジェイズバーにて、ゴードン&マクファイル(GM)のケルティックラベルのクライヌリッシュ1972 36年 52.5%を頂きましたが、個人的に、ダンベーガンのクライヌリッシュの方が好きです。
GMのケルティックラベルの方は、まったりした甘さと熟成感は秀逸なのですが、海っぽいというか磯っぽいクライヌリッシュらしさが欲しくなってしまいます。
※写真が無くて申し訳ありません。
